要請番号(JL02725B04)



2代目
・2026/1 ・2026/2 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育訓練省
2)配属機関名(日本語)
ハノイ大学
3)任地( ハノイ市 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ハノイ大学は1959年に設立され、日本語学部・英語学部・フランス語学部・IT学部等の全19学部を有する語学専門性が高い大学である。ベトナム国内において日本語教育修士課程を履修できる限定3大学のうちの1校であり、学生数は約17,000名、教師数は約700名。
隊員の配属先となる日本語学部は1973年に設立され、教師数は約30名、学生数は約700名。日本語基礎学科・翻訳通訳学科・日本語学学科・日本文学文化学科・ビジネス日本語学科がある。専修コースとしては、日越通訳・翻訳コース、ビジネス日本語コース、日本語教育コースがあり、上記日本語学専攻修士課程も有する。
【要請概要】
1)要請理由・背景
日本語学部は日本語学専攻博士課程の開設を目指し、日本語・日本語教育・日本文化/文学を対象とした研究ができる人材の育成も重要な課題としている。社会的ニーズに応えるため、日本語能力試験コース・教授法コース等、ハノイ大学の学生以外も対象とする日本語短期習得コースを開講している。大学卒業は日本語能力試験N2合格が必須条件となる。一方で同学部で勤務する日本人講師は日本のNGOから短期派遣されるボランティア1~2名のみであり、日本語教育資格を有する日本人による、安定した日本語教育機会提供のため協力隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
・日本語学部において1年生と2年生に対する「会話」と「作文」の授業を行う。
・授業以外に他の学習プログラム(補講含む)や日本・日本語研究等のサポートを行う。
・日本語学習の質を向上させると共に、日本の文化や慣習に係る学生たちの理解を促進する。
・可能であれば、日本語クラブ活動のサポートやエッセイコンテスト・スピーチコンテスト参加者の支援・指導。
・担当授業目安は週12~15コマ(1コマは50分)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
会話用教科書:「みんなの日本語初級I、II」、「会話に挑戦!中級前期からのロールプレイ」。作文用教科書:「みんなの日本語 優しい作文」、「らくらくライティング」、「小論文12ステップ」等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先:
日本語学部長:40代、女性、博士、経験20年
同僚:24~50歳、29名(博士4名、修士21名、学士4名)本大学卒業生多数
非常勤5名(30~40代)
活動対象者:学部1、2年生:約360名
5)活動使用言語
ベトナム語
6)生活使用言語
ベトナム語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(日本語教育に関する資格)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚と学歴程度を合わせるため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:学生に授業を行う
[参考情報]:
・年齢に関して特記事項参照
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(8~39℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
活動は日本語でも可能であるが、生活、学生や同僚とのコミュニケーションにおいてベトナム語を用いることになり、活動言語(ベトナム語)の学習が必要となる。しかし、ベトナム語は習得が非常に困難であるため、45歳以上の応募者は、ベトナム語や中国語等の類似言語の語学能力、国内外での多文化共生における国際協力経験などが選考において考慮される。