2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02725B05)

国名
ベトナム
職種コード 職種
G157 日本語教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

商工省

2)配属機関名(日本語)

ハノイ工業大学

3)任地( ハノイ市 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

ハノイ工業大学は商工省管轄の国立大学で、外国語・観光・IT等を含む13学部から構成されていたが、2022年1月に外国語学部と観光学部が合併し、ハノイ工業大学内に「外語観光大学」として新設された。外語観光大学は、観光・ホテル・レストラン管理・英語・中国語・韓国語・日本言語学部の7学部から構成される。外語観光大学の学生数は約3,700名、教員数は約260名。日本言語学部では教師7名が1~3年生194名に対して授業を行っており、4年生はインターンを実施している。また、他学部の学生約700名が第二外国語として日本語を学んでいる。3学期制(9月~12月(15週間)、2月~6月(15週間)、7月~8月(8週間))を導入している。現在、外語観光大学日本言語学部にて協力隊員が2026年11月までの任期で活動中。

【要請概要】

1)要請理由・背景

大学は、理系、文系の知識と語学力を生かし日系企業はじめベトナム国内外資系企業等へ多くの人材を輩出している。2018年度までは、第二外国語として日本語を学ぶ学生の卒業時の目標は日本語能力試験N3を目指していた。2019年の日本語学科開設以降は授業体制と内容をより充実させることで、卒業時の目標はN2としている。しかし、これまでN3を目標に授業を行ってきた教師たちにはそれに見合った教授能力が不足している。現在派遣中の協力隊員は2026年11月まで活動予定である。今後もより優秀な日本語人材を育成していくために、同僚教師の能力向上と学科の教授体制充実に向け、引き続きJICA海外協力隊員の後任派遣要請があった。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

隊員は、以下の活動に取り組むことで大学による日本語人材育成を支援する。
1.初級終了時~中級クラスの学生への直接授業(会話と聴解、作文等。担当授業時間目安は一コマ50分、週15コマ前後)。
2.同僚教師の教授能力向上支援(教案作成支援、テスト問題作成支援、勉強会実施等)。
3.学科による日本語教授体制充実支援(教材選定・作成、シラバス改善支援等)。
4.そのほか、日本語関連イベント実施支援及び学科運営補助に関し可能な限り柔軟に対応する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子、プリンター等一般事務機器、プロジェクター、教科書『みんなの日本語初級』・『みんなの日本語中級』

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
・日本言語副学部長(女性/20代/修士/N2/経験4年)
・常勤教師7名(女性/20~40代/修士/N1・N2/経験3~18年)
活動対象者:
・学部生264名

5)活動使用言語

ベトナム語

6)生活使用言語

ベトナム語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(日本語教育に関する資格)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚と学歴程度を合わせるため

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:業務上必要

[参考情報]:

 ・年齢に関して特記事項参照

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(8~39℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

活動は日本語でも可能であるが、生活、学生や同僚とのコミュニケーションにおいてベトナム語を用いることになり、活動言語(ベトナム語)の学習が必要となる。しかし、ベトナム語は習得が非常に困難であるため、45歳以上の応募者は、ベトナム語や中国語等の類似言語の語学能力、国内外での多文化共生における国際協力経験などが選考において考慮される。