2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL02725B13)

国名
ベトナム
職種コード 職種
H113 作業療法士
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

ホーチミン市人民委員会

2)配属機関名(日本語)

ホーチミン市リハビリテーション及び職業病治療病院

3)任地( ホーチミン市 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

1977年に設立された療養所を前身とし2015年に現在の名称に変更された。総合内科、脳神経科、脊髄損傷科、職業病治療科、リハビリテーション科等14の診療科と総務室等の7つの管理室で構成される。病床数は400床。医師50名、準医師10名、看護師150名、技師50名を含め総職員数約360名が所属する。南部トップレベルのリハビリテーション専門病院で、南部メコンデルタ地域にある病院やホーチミン市内の総合病院を訓練する役割も持つ。NGO支援により2007年まで脊髄損傷科、2016-2020年、脳神経科にベルギー人専門家が派遣された。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ベトナムでは医療技術の発展に伴いリハビリテーションの重要性が認識されてきており、作業療法への関心が高まっている。同病院の脊髄損傷科や脳神経科では、これまでベルギー人医師が支援を行ってきたが、隊員が配属されるリハビリテーション科への支援はない。同科には医師3名、技師30名が所属し、うち半数の技師は、準医師から半年程度の実習を経て技師となっておりリハビリテーションの専門知識は乏しい。1日あたり入院患者280名と外来患者160名が、主にマッサージや関節可動域練習、器具を使用した運動療法等、1日平均2種類の治療を受けている。施設の環境整備はされているものの、スタッフの知識や技術は不足している現状であり、隊員の要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

配属先スタッフの一員として以下の活動を実施し、作業療法に重点を置きながらリハビリテーション全般の質の向上に協力する。
1.患者に対して、同僚と共に作業療法(ADL練習やアクティビティ含む)を実施する。
2.各患者の状態に合わせたリハビリ計画を作成し、治療の質と生活の質(QOL)を向上させる。
3.高齢患者の転倒リスクを最小限に抑え、患者の自宅での生活環境を評価し、調整のアドバイスや適切な補助具の推奨を行う。
4.新しい作業療法技術を導入し、臨床統計データを用いて脳卒中患者への効果を評価する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ADL室(キッチン、トイレ、洗面所、浴槽)、砂場、滑車運動器、平行棒、自転車、昇降台、車椅子、バランスボール、低床ベッド、杖、作業療法机、積木、ペグボード、マット、三角マット、ボール、輪投げ、箸等

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:作業療法チーム同僚4名(女性3名・男性1名/20-40代/技師/専門卒/学士/理学療法経験4-20年)

活動対象者:脳卒中、外傷性脊髄損傷、認知障害、外傷性脳損傷、四肢切断、および膝関節痛。

5)活動使用言語

ベトナム語

6)生活使用言語

ベトナム語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(作業療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)保健医療 備考:同学歴への同僚への指導

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:即戦力が必要とされているため

[参考情報]:

 ・年齢制限に関しては特記事項参照

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・住居は院内の宿舎が提供される予定である。
・患者とのコミュニケーションに使用する活動言語(ベトナム語)の習得が必須であり、かつ非常に困難であるため、45歳以上の場合は、ベトナム語や中国語等の類似言語などの語学能力についても選考において考慮される。