要請番号(JL04525B04)

・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
モンゴル授業研究協会
N
3)任地( ウランバートル市 ) JICA事務所の所在地( ウランバートル市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は2013年9月に児童中心型教育支援プロジェクトの関係者により立上げられたNGOで、教師中心型から学習者中心型教育への授業転換を目指し、アクティブラーニング導入と授業研究支援を行っている。研修・調査の2部門で運営されており、研修部は学校・全国規模で教員研修を実施している。また、日本への研修派遣も毎年実施している。調査部は全国教員対象の発表会や教育総合庁と合同で理論・実践ミニ学会を開催している。
職員数は5名だが、大学教師陣の専門チームに80名が所属し、SNSフォロワーは教師3,400名。
予算は約2,700万MNT(約108万円)で、国からの予算補助は無く、研修による収入で運営している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先はJICAの技術プロジェクト「児童中心型学習普及プロジェクト」(2006 2013年)実施後、成果を持続・強化するため設立され、教員の指導力向上を目的に「授業研究」を全国規模で普及・導入・実施するための研修を実施している。2019~2021年のコロナ禍以降、学習者の学力低下が顕著となり、教員の負担も急増。社会やテクノロジー、子どもたちの急速な変化への対応が必要となり、「21世紀の子どもに、20世紀の教師が、19世紀の方法で教えている」と揶揄されるようになった。この傾向は近年さらに強まっており、教師中心型から学習者中心型へと授業改善を行い、学習者の主体的学習能力を高めるための教員の指導法改善が喫緊の課題となっている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
隊員は配属先同僚と協働で下記の活動を行う。
1.学校を訪問し授業観察・現状分析を行う。 2.学習者中心の指導法の導入・改善・評価(授業研究)の促進のための助言を行う。3.2000年から導入を目指していたが定着できていない「学習者中心型教育」について、統一的理解と実践への支援。 4.授業改善のためのPDCAサイクルの習得と支援。5.日本で研修を受ける教員に対する事前の助言授業研究及び学習者中心型授業の指導。 6.研修及び「研修授業フェス」等のイベントの実施。7.その他、配属先から求められたサポートを行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、机、椅子、PC、コピー機等
4)配属先同僚及び活動対象者
64歳女性 博士(Ph.D.)顧問委員長
52歳女性 学士 通訳
48歳男性 博士(Ph.D.)学部長
32歳男性 修士 カリキュラム実施評価局長
活動対象者:授業研究協会、教育総合庁、第130中学校、教育大付属学校のトレーナー計60名。各校の教員3,655名
5)活動使用言語
モンゴル語
6)生活使用言語
モンゴル語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
(中学校又は高等学校教諭(理科))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:活動の性質上実務経験が必要
[参考情報]:
・授業研究の経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(-30~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
11月から3月にかけて、平均気温は氷点下となり寒さが非常に厳しい。首都では冬季の大気汚染が社会問題になっている。