2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL04525B11)

国名
モンゴル
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

オルホン県教育局

3)任地( オルホン県エルデネト市 ) JICA事務所の所在地( ウランバートル市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

オルホン県教育局は、1976年に国直轄都市として設立されたエルデネト市の教育行政を担う機関である。政策実施、教育指導、行政管理の3部門から構成され、24の学校、40の幼稚園、2つの高等教育機関および1つの職業訓練センターなどを幅広く管轄している。近年は障害児支援に力を入れており、地域に設置された9つの「子どもの発達支援室」を活用し、教員や児童への支援を行っている。インクルーシブ教育の推進を目的とし、教員の指導力向上や教育環境の整備を通じて、すべての子どもが共に学び成長できる社会の実現を目指している。年間予算は3.4億MNT(約1,360万円)。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モンゴルでは2016年に障害者権利法が制定され、障害者支援が活発になってきているが、障害児教育分野の人材育成はまだ十分とは言えず、専門知識を持った教員は少数にとどまっている。他方で、2019年より国の政策でインクルーシブ教育が導入され、障害児が通常の学校や幼稚園へ通うケースが増えているが、教職員の知識や経験が浅く、障害を持つ子供達への適切な接し方や指導方法が分からず、十分な対応ができていない。このような背景から、地域の学校や施設において、障害児教育について教職員に講義や研修を行い、実際に障害児へのサポートを行いながら、モンゴルのインクルーシブ教育の質の向上に取り組む活動が期待されている。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

1.障害児への支援方法について、教員への指導・助言を行う。
2.地域に設置された「子どもの発達支援室」(9室)を巡回し、教材・補助具の整備や活用支援を行う。
3.教員や子供たちと連携し、障害児が安心して学べる教育環境の整備に協力する。
4.その他、配属先が必要とするサポートを行う。
※ 主な障害種別は自閉症、ダウン症等。
※ 一つの学校や支援室で一定期間活動する等、巡回方法は着任後に状況を見て決定する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務室、机、椅子、パソコン等

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
・ 2名(校長、インクルーシブ教育・発達支援担当官、経験約7年)
活動対象者:
県内の教職員1,328名、および地域の障害児

5)活動使用言語

モンゴル語

6)生活使用言語

モンゴル語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(特別支援学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚の学力水準に合わせるため

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づいた指導が必要

[汎用経験]:

 ・障害者を対象とした活動経験

[参考情報]:

 ・通常学級で障害児を指導した経験があること

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(ステップ気候) 気温:(-30~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・11月から3月にかけて、平均気温は氷点下となり寒さが非常に厳しい。