要請番号(JL04525B18)
募集終了
| ・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
自然環境・気候変動省
2)配属機関名(日本語)
チュルート・トゥルNGO
N
3)任地( ウランバートル市 ) JICA事務所の所在地( ウランバートル市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は鉱山会社のCSR活動として2019年に設立されたNGO。当国西部のアルハンガイ県を流れるチュルート川に生息するアムールイトウの減少に危機感を抱いた関係者が中心となって活動を開始し、アムールイトウの保護、養殖、自然繁殖できる環境整備やその餌となるマス類の養殖・放流や生態系調査、また自然保護管理官と協力した違法漁業の撲滅運動や流域の住民への環境保全の理解促進、環境汚染対策にも取組んでいる。NGOの拠点は首都ウランバートルにあるが年に4回現地での調査を行っており、特に養殖を担当するスタッフは4月から6月にかけて長期間現地に滞在して活動を行っている。これまで協力隊の受入れ経験はない。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先はチュルート川の生態系回復に向けて、流域に小さな養殖場を設置し、アムールイトウとその餌となるコクチマス、ヒメマスの種苗と放流を行っている。こうした活動や研究は当国の農業大学で魚類学を学んだスタッフが担当しているが、「アムールイトウを増やすためには、その餌となる魚も増やす必要がある」「養殖、放流だけでは個体数は増えず、自然繁殖の環境も整える必要がある」と試行錯誤をしながら、手探りで活動に取り組まざるを得ない状況が続いている。当国では魚類学はメジャーな学問ではなく、専門家もほとんどいないため、こうした課題の解決にともに取り組むことができる協力隊の派遣が期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.アムールイトウ、コクチマス、ヒメマス類の種苗及び人口養殖のサポート
2.養殖した魚の放流後の生育状況等の調査に関するサポート
3.流域のコミュニティや住民を対象とした研修や環境教育プログラムへのサポート
4.その他配属先が必要とするサポート
*年に4回程度、アルハンガイ県で現地調査を行う。特に4月~6月にかけては長期間、繁殖担当スタッフと現地で共同生活となる。首都での活動時はNGO事務所にて調査結果のまとめや今後の対策計画立案などを行う予定。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
養殖インバーター、電子体重計、ライトマイクロスコープ、魚卵孵化用インキュベーター、飼育水槽等
4)配属先同僚及び活動対象者
NGO代表:男性、40代
NGO発起人/理事会メンバー:男性、40代
魚類繁殖担当スタッフ(4名):男性、20代、学士・修士、経験3~7年
5)活動使用言語
モンゴル語
6)生活使用言語
モンゴル語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:調査時の宿泊施設の関係
[学歴]:(大卒)農学系 備考:専門的な助言が必要
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・淡水魚養殖の調査、研究経験があるとよい
・サケ・マス類の養殖経験があると尚よい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(-30~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・11月から3月にかけて、平均気温は氷点下となり寒さが非常に厳しい。首都では冬季の大気汚染が社会問題になっている。・現地調査期間は1つのゲルで他のスタッフとの共同生活となる。インターネットは通じるが電話はほぼ通じない。シャワーは週に1度買い出しに行く際に浴びられる程度。
