要請番号(JL04822A02)
募集終了

・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
公共事業・定住省
2)配属機関名(日本語)
道路局設計課 地質調査班
3)任地( ティンプー県ティンプー市 ) JICA事務所の所在地( ティンプー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
道路局は国内の道路・橋梁の建設・維持管理を担う部局であり、国内の道路網整備を実施しており、設計課、橋梁課、建設課、維持・管理課の4つの課で構成されている。地方事務所9箇所。年間予算約40億円。職員総数483名。設計課のうち地質調査班は幹線道路の斜面安定度の調査・評価、対策工の提案、トンネル工事の事前フィージビリティ調査等、国内幹線道路の建設、維持管理にかかる地質調査の業務を行っている。JICAの技術協力プロジェクト(以下技プロ)「道路斜面対策工能力強化プロジェクト(2018年12月-2023年1月)」実施中。過去に5名の協力隊、9名のシニアの派遣実績あり。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ブータンは国土の大部分が山岳地帯であり、道路交通が最も重要な交通・輸送手段の役割を担っている。しかしながら、国内の道路の大部分が急傾斜地を通過しているため、雨期には斜面崩落が頻発し、物流や人々の往来に支障を来している地域がある。このような状況の下、地質調査により、斜面安定度を評価し、必要な対策工を行うとともに、地質調査評価に基づく斜面台帳による情報蓄積の必要がある。JICAによる技プロにおいて専門家による調査、研修が実施されているが、隊員との日々の協働を通じ、個々の異なる状態の現場の地質調査を繰り返し行うことにより、知識と技術の定着が期待され、本要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
同僚と共に以下の業務を実施し、日々の業務を通じた指導を行う。
1.国内各地の道路建設にかかる地質調査に同行し、地滑りの危険性評価をする。
2.危険性が高く定期的モニタリング対象となっている斜面の斜面安定度の解析を行う。
3.橋梁建設予定地及び道路建設ルート選定のための地質調査、解析、評価を行う。
4.請負業者が提出する地質調査報告書の評価を行う。
5.地質調査機器の使用方法を指導する。
※ブータン国内各地の現場への出張が予定されている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
地震計、GPS(Garmin,Montana680t)、 クリノメーター、 距離計、コンパス、ハンマー、 PC、インターネット
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先の同僚
課長(修士) 経験15年
同僚 (大卒) 経験22年
同僚技術者3名(大卒) 経験2~6年
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)土木工学 備考:査証取得のため
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:専門的な指導に必要
[参考情報]:
・地盤工学・地質学に関する知識
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・現地語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。