要請番号(JL04822A23)
募集終了

・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ジグミ・ドルジ・ワンチュク国立病院 病理部 細胞診ユニット
3)任地( ティンプー県ティンプー市 ) JICA事務所の所在地( ティンプー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
本病院は人口10万人の首都ティンプーに位置する国内最大の総合病院で、ベッド約380床、医師約100名、18科から構成されている。ブータン西部における基幹病院であると同時に、上級病院として国内中の病院から搬送受入を行っている。病理部は病理組織診ユニット、細胞診ユニット、生化学検査ユニット、血液学検査ユニット等を有し、スタッフ数は86名である。勤務時間は月から金が午前9時から午後3時、土は午前9時から午後1時。同病院では10名以上の臨床検査技師隊員の活動実績があり、直近では2009年まで隊員が活動を実施した。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ブータンでは生活習慣や食生活などの変化により非感染性疾患が増加しており、癌の罹患数は2008年は1万人あたり10人であったが、2020年には20人を超える値となっている。配属先は当国における最上位の医療機関であり、細胞診ユニットでは他病院からの検査依頼も併せると、年間約2万7千件(うちパパニコロウ染色が1万7千件)検査を行っている。現在勤務している細胞検査士はタイに留学しディプロマを取得しているが、専門的な知識・経験は十分ではなく、細胞診ユニットが提供しているサービスには改善の余地があることから要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
病院の一スタッフとして働きつつ、同僚の自主性を引き出し、以下の活動を行います。
1. 病理医および細胞検査士と協働し、穿刺吸引細胞診の支援を行いつつ、必要な知識や技術を指導する。
2. 細胞検査士に対して、セルブロック作製法や免疫細胞化学染色に必要な知識や技術を指導する。
2. 細胞検査士に対して、上記1.2以外に細胞診に必要な知識や技術を指導する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
自動染色装置(ティシュー・テック DRS2000)、顕微鏡(オリンパス CX31など)、遠心分離機(Universal 320、Cyto Tekなど)、ヒュームフード(Thermo Scientific社)など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先の同僚:病理部細胞診ユニット5名
- 40代女性5名(経験年数20年以上、4名がディプロマ取得済)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(臨床検査技師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:査証取得のため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:専門的分野での指導のため
[参考情報]:
・細胞検査士の資格必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・配属先ウェブサイト: https://www.jdwnrh.gov.bt/
・現地語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。