【配属機関概要】

3）任地（ ティンプー県ティンプー市 ） JICA事務所の所在地（ ティンプー市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ブータンオリンピック委員会(BOC)は1983年にスポーツの普及や振興、選手の育成を目的に設立された。2023年現在、15の連盟と12の協会がその傘下にあり、年間予算は約50,000ドル。配属先のブータン水泳連盟は2017年に設立され、同年、世界水泳連盟にも加盟した。主な役割として、選手育成や競技振興のほか、水泳施設の建設・管理、コーチや職員向けの資格試験を担当している。現在、ティンプー市内にスイミングプールを建設中で、2023年中に完成予定。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先のブータン水泳連盟は、国内外の大会で活躍できる水泳選手の育成を目指しているが、国内には十分な専門性や経験のあるコーチが不足している。また、学校にスイミングプールはなく、水泳を習う選手たちは、ホテルのスイミングプールなどを利用して練習を行なってきた。現在は、ティンプー市内で、国際基準を充たしたスイミングプールの建設が進められており、建設後は、選手の練習環境が大きく改善する見込みである。配属先は、国際的に高いレベルにある日本の指導法(指導理論や哲学など)を学び、ブータン選手の競技力を向上させたいと考えており、JICA海外協力隊の派遣が要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

現地コーチとともに、以下の活動に取り組む。
1. 小中学生を対象とした練習メニューを作成し、指導する。
2. 生徒への指導法について、現地コーチへの助言を行う。
3. 進級テストや競技会を通して、ナショナルチームに参加できる有力な選手を発掘する。
4. 大会運営のロジのサポートや道具管理などを行う。
※学生を対象とした活動のため、練習時間は朝(6:00-8:00)と夕(15:00-20:00)を予定しているが、隊員の活動時間は配属先と協議の上決定する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

室内プール 25M×20M (8レーン)、初心者用補助具(ビート板、水中で使用する玩具等)

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
ダイレクター(男性40代)
指導コーチ(30代、World Aquatic Level 1)
会計(男性40代)

【活動対象者】
主に小中学生/初心者～中・上級者/1クラス20～25名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・水泳コーチの公認資格があることが望ましい

【地域概況】

【特記事項】

・現地語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。