【配属機関概要】

3）任地（ ティンプー県ティンプー市 ） JICA事務所の所在地（ ティンプー市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

インフラ・運輸省は、ブータンのインフラ部門を所管する省庁で、インフラ開発局、地上運輸局、空輸局、定住局の4つの部局がある。このうち定住局は、土地利用計画の策定や、都市開発のための調査、人間居住にかかる規定やガイドラインの作成などを担当しており、職員数は75名、年間予算は約14億円である。①地理情報・物流課、②空間・戦略計画課、③インフラ計画・洪水対策課、④住宅・都市問題課、⑤持続可能で強靭な建築課の5つの課に分かれており、配属先の地理情報・物流課は、主に開発エリアの地形調査やGIS分析・地図の作成などを担当している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ブータンは国土の大部分が山岳地帯で、雨季になると土砂災害や洪水が頻発している。また2009年、2011年にはマグニチュード6以上の地震が起こっており、頻度は低いものの、地震による人的被害や家屋の被害も発生している。配属先は、災害対応のための各種地図やデータセットの作成、必需品の在庫管理などを担当しているが、防災・災害対策に関する知見を有する職員が不足している。そのため、防災分野の取組みが進んでいる日本の知見を取り入れるため、隊員の派遣が要請された。防災計画や復旧計画、運用手順書の見直し・策定を通して、災害発生時に速やかな救援が可能となること、災害後の効率的かつ効果的な復旧・復興支援が可能となることが期待されている。

2）予定されている活動内容（以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます）

配属先スタッフと協力しながら、下記の活動を行います。
1.既存の防災計画(Disaster Management & Contingency Pans)の見直し
2.災害時のロジ計画、生活必需品やライフラインの復旧計画、運用手順書の見直し・策定
3.配属先への防災・災害対応に関する技術的な助言

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

オフィススペース、執務机

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
課長: 男性 40代
カウンターパート: 男性 20代 経験6年
その他同僚4名 (20代～40代)

【活動対象者】
同僚職員

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

・現地語(ゾンカ語)については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。
・インフラ・運輸省HP