要請番号(JL04824B07)
募集終了


・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業畜産省
2)配属機関名(日本語)
国立畜産研究センター
3)任地( ブムタン県チョコル ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 8.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国立畜産研究センター(NLRC)は、酪農が盛んなブムタン県にある2023年に設立された新しいセンターである。配属先は、ブータン国内における持続可能な家畜資源の利用を目指し、国家レベルで革新的な畜産研究プログラムを先導する主要機関としての役割を果たしている。同センターには、酪農、養鶏、養豚、養蜂などの部門があり、計20名の常勤職員が在籍し、養蜂部門には3名の常勤職員と5名の非常勤スタッフが在籍している。年間予算は約5,000万円。これまでJICA海外協力隊の派遣実績はなく、今回が初めてとなる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2024年8月現在、ブムタン県には約100世帯の養蜂家と2つの養蜂組合があり、年間約8トンのハチミツ生産量がある。また、ブータンにはセイヨウミツバチとアシナガバチを含む6種類のミツバチが生息しており、配属先ではハチミツの生産量の更なる増加を目指し研究および普及活動を行っている。しかしながら、ミツバチの管理方法から女王バチの育成、病害対策など養蜂技術が十分でない養蜂家が多く、配属先には講習会や技術指導の依頼が届いている。JICA海外協力隊は、同僚と共にセンター内にある養蜂農場で研究を進めながら、県内の現場を巡回し、養蜂家に対しての技術指導や定期的な講習会の開催、養蜂マニュアル作成、更にはハチミツを利用した加工品開発などが期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先同僚と協力しながら、以下の活動を行う。
1.センター内の養蜂場において、養蜂の管理方法や女王バチの育成、病害対策、ハチミツの品質向上等の研究を進める。
2.現場を巡回し、養蜂家に対して養蜂に関する技術指導を行う。
3.養蜂マニュアルの改訂作業を行い、養蜂家に向けた講習会を定期開催する。
4.ハチミツを利用した加工品の提案および開発をサポートする。
※可能な範囲で同僚が進めている養蜂に関する論文作成や統計、出版などにかかるサポートを行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
蜂防護服、巣箱、巣枠、燻煙器、蜜こし、ブラシ、分離器、工具一式、事務机、コピー機等
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
配属先長:(50代、男性)
カウンターパート:(30代、男性)
同僚:7名(20代~50代、男女)
【活動対象者】
配属先同僚、養蜂家100世帯、養蜂組合2団体
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)畜産学 備考:同僚の学歴水準に合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:実践的かつ指導的な活動のため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-10~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・配属先センター内には巣箱60個が配置された養蜂場がある。
・地方の為、住居数も限定的であり新築も少ないことから、質素なアパートとなる可能性が高い。
・現地語(ゾンカ語)については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。