2025年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL04825A01)
募集終了

国名
ブータン
職種コード 職種
B251 地震
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/3 ・2026/1 ・2026/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

エネルギー・天然資源省

2)配属機関名(日本語)

地質鉱山局 地質災害課

3)任地( ティンプー県ティンプー市 ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

エネルギー・天然資源省は、ブータン国のエネルギー、水資源、地質鉱山、森林保全、電力などを管轄する省庁で、6つの部局から成る。配属先の地質鉱山局は、主に鉱物資源にかかる政策の作成、採鉱や地質調査の管理・監督を担当しており、①地質調査課、②地質災害課、③鉱物政策・地籍課、④鉱業課に分かれている。このうち地質災害課は、地震や地滑りなど自然災害の調査を担っており、職員数は7名、年間予算は約500万円。2022年に終了した「ブータンにおける組積造建築の地震リスク評価と減災技術の開発プロジェクト」の協力先でもあり、日本に留学経験のある職員も在籍している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ブータンは、地震活動が活発なヒマラヤ山脈の麓に位置する。ブータンを震源とする地震は多くはないものの、2009年と2011年にはマグニチュード6以上の地震が発生し、人的被害や家屋被害を受けた。これまで、同国では地震に関する調査研究はほとんど行われてこなかったが、2017年以降、日本の技術協力によって地震観測網の設置が進められ、現在では、震源地観測ステーションが13か所、 震度計が221か所に設置されている。地震研究はブータンにとっては新しい分野で、十分な経験をもつ職員が足りていないことから、取組みが進んでいる日本の知見を取り入れるため、隊員の派遣が要請された。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

配属先スタッフと協力しながら、下記の活動を行う
1. 蓄積された震度データの整理・解析 ※データ解析ソフトはSeisCompを利用
2. 既存の全国地震ハザードマップの更新
3. 国内主要4都市の地震ハザードマップの作成
4. 全国地震シミュレーションの作成

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

【機材】微動探査装置 (4センサー付き)、電気抵抗トモグラフィー、地震波トモグラフィー、ドローン、地中探知レーダー
【プログラミング言語】Pyson, Java, C++等

4)配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
課長: 女性 40代 (修士)
カウンターパート: 女性 20代 (修士)
その他同僚5名 (20代~50代)

【活動対象者】
同僚職員7名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)理工系 備考:同僚の学歴水準に合わせるため

[経験]:(実務経験)10年以上 備考:即戦力が求められるため

[参考情報]:

 ・プログラミングの経験必須

 ・GMT、GISの知識があると尚良い

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・任地での生活使用言語は英語もしくはゾンカ語。ゾンカ語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。
・2025年春募集では、同局の地質調査課からも隊員(地質学)の要請がなされている。