要請番号(JL04825A07)
募集終了

・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
エネルギー・天然資源省
2)配属機関名(日本語)
地質鉱山局 地質調査課
3)任地( ティンプー県ティンプー市 ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
エネルギー・天然資源省は、ブータン国のエネルギー、水資源、地質鉱山、森林保全、電力などを管轄する省庁で、6つの部局から成る。配属先の地質鉱山局は、鉱物資源にかかる政策の作成、採鉱や地質調査の管理・監督を担当しており、①地質調査課、②地質災害課、③鉱物政策・地籍課、④鉱業課に分かれている。このうち、地質調査課の主な役割は、鉱物資源の探査と開発で、そのための地質調査や地質図の作成などを行っている。2025年2月現在、同課の職員数は35名(うち、8名が地質エンジニア)、年間予算は約4800万円。2021年に終了した「鉱業開発計画策定プロジェクト」の協力先で、日本に留学経験のある職員も在籍している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ブータンでは、国連やインド地質調査所が作成した地質図により、多様な鉱物資源が存在することが確認されている。しかし、急峻な地形によるアクセスの制限や、国の厳格な天然資源保護政策などにより、地質・資源の調査は十分に実施されていない。また、ブータンは、ドロマイト、石灰石、石膏、大理石などの工業原料資源が豊富で、インドやバングラディシュにも輸出している一方、金属鉱物資源については、ほぼ未開発である。近年、戦略的金属鉱物資源の開発が注目されていることもあり、配属先の金属鉱物資源分野の人材育成を支援するため、隊員の派遣要請がなされた。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先スタッフと協力しながら、下記の活動を行う
1. 配属先本部において、収集したデータの分析を行う。
2. ブータン南部にあるフィールドに出張し(1週間程度)、金属鉱物資源の探査を行う。
3. 配属先スタッフに知識共有や技術移転を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
ドローン (MagDrone R3) 、 GEM-SYS磁力計、微動探査装置、電気抵抗トモグラフィー、地震波トモグラフィー
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
課長: 男性 30代 (修士)
カウンターパート: 男性 20代
その他同僚35名 (20代~50代)
【活動対象者】
同僚の地質エンジニア8名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)理工系 備考:同僚の学歴水準に合わせるため
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:即戦力が求められるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・フィールド出張では山道を長時間歩き、テント泊の可能性もある。
・任地での生活使用言語は英語もしくはゾンカ語。ゾンカ語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。
・2025年春募集では、同局の地質調査課からも隊員(地震)の要請がなされている。