2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL04825B01)

国名
ブータン
職種コード 職種
G153 音楽
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育・スキル開発省

2)配属機関名(日本語)

ケンカ―小中学校

3)任地( モンガル県ケンカ― ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス+車 で 約 18.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

ブータン東部のモンガル県にある幼稚園年長から高校1年生相当の児童・生徒、約430名が通う中規模の公立小中学校。11学年で全18クラス、1クラスの人数は平均28人、教師・スタッフは合計で約40名。ハイウェイから山道を車で1.5時間進んだ集落(県都から車で2.5時間)に位置するため、大多数の生徒は学生寮で生活しており、町への交通手段は限定的である。僻地の学校であるが、BB(ブータン・バカロレア)教育モデル校となっており、知的・情緒的・身体的・社会的・精神的に生徒たちの発育を促進する教育システムを取り入れ、校長をはじめ教育に関する熱意がある教員が多い。過去に隊員派遣実績はない。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先ではBB教育推進のため音楽をはじめ情操教育を促進しており、2024年予算でキーボードやドラム・ギターなどの楽器を購入した。しかし、それらの楽器を演奏できる教員、音楽教員もおらず、音楽の授業は伝統音楽の歌やダンスをするのみで、購入した楽器は使用されていない。同校では、音楽の授業が全ての学年に週2コマ(講義・実技)あるが、カリキュラムはなく、教えられる教員もいない。そのため全ての生徒が音楽の授業を受けることにより、楽器を演奏すること・音楽の楽しさを知り、情緒的にも豊かな人に育ってほしいと考え、音楽隊員が要請された。他にも式典で演奏する音楽バンドの編制・指導や、ブータン伝統楽器を演奏できる講師とともに伝統音楽の授業等も期待されている。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

隊員は、学校長と話合いを行い、以下の活動を行う。
1.学校にある楽器を活用して、音楽の授業計画を作成し授業を実施する。(週に20~25コマ程度担当する予定)
2.伝統楽器を演奏できる講師と共同で授業を計画し、生徒に伝統楽器を紹介したり演奏方法を教える。
3.音楽バンドを立ち上げ、県のイベント・式典での演奏を指導する。
4.可能なら空き時間に周辺の学校の音楽バンドを指導する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

キーボード(ローランド) 1、ドラム 1、アコースティックギター 3、フルート

4)配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
校長: 40代、男性
同僚: 40代男性(校内の芸術・音楽コーディネーター、小学校の一般科目を担当)
【活動対象者】
幼稚園年長から高校1年生相当の児童・生徒、約430名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(音楽))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚の学歴水準に合わせるため

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:音楽授業を実施するため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(0~ 30 ℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・ドラム・ギター・フルートのいずれかが演奏できるとよい。
・任地での生活使用言語は英語もしくは現地語(ゾンカ、シャショップ)。ゾンカ語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。