2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL04825B04)

国名
ブータン
職種コード 職種
G161 体育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育・スキル開発省

2)配属機関名(日本語)

チャンガンカ小中学校

3)任地( ティンプー県ティンプー市 ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

2003年に特別支援教育部門を併設し、インクルーシブ教育を早く取り入れたティンプー市内にある公立小中学校。生徒の障害は発達障害、知的障害、肢体不自由など多岐にわたる。同校には幼稚園年長から高校1年生相当の児童・生徒約1000名が通い、その中に特別支援が必要な生徒は165名、教師・スタッフの数は合計118名。通常クラスは32クラス、特別支援クラスは13クラスあり障害の重さにより個別指導と職業訓練(5コース)に分かれる。過去に青年海外協力隊が特別支援クラス及び通常クラスの生徒に体育、美術、音楽を教えた実績があり、2026年8月まで音楽隊員(2024年度1次隊)が活動中である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ブータンでは2000年に体育が正規科目となり、週1回の体育授業が必修になっているが、未だに球技等を楽しむ時間という認識が強く主要教科に比べ優先順位は低い。同校の最近の調査によるとBMI標準を超える生徒が2割を超えており、学校側はこの結果を深刻にとらえている。また、教員ではないが主に体育を担当しているスクールスポーツインストラクター(以下、SSI)1名と他の教科担当をしつつ体育の授業も行う教員1名がいるが、特別支援クラスを含め全ての生徒に適切な体育授業や運動指導を行うのは難しい状況でもある。そのため、日本の保健・体育の知識の共有、運動による生徒の肥満解消、基礎運動を含めた健全な成長のための適切な体育授業の実施が求められ、隊員を要請することとなった。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

隊員は、学校長、同僚と話合いを行い、以下の活動を行う。
1.特別支援クラスを中心に体育授業を実施する。(週に15コマ程度)※特別支援クラスは保護者付き添いあり。
2.スポーツ大会等のイベントを企画・開催する。
3.学校内の保健体育委員の教員に保健体育の知識や授業方法を伝える。
4.生徒や教師に対して、健康に関する啓発活動を実施する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

屋外サッカー場、屋外バスケットコート、屋内体育館、バスケットボール、サッカーボール、バトミントンラケット・ロット、フラフープ、カラーコーン

4)配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
校長: 60代、男性
同僚2名: SSI(20代、男性)、体育を教えている教員 (40代、女性)
【活動対象者】
幼稚園年長から高校1年生相当の児童・生徒 約1000名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(保健体育))
    (特別支援学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚の学歴水準に合わせるため

[経験]:(教員経験)3年以上 備考:体育授業を実施するため

[参考情報]:

 ・障害者へのスポーツ指導経験(なるべく)

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~ 30 ℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・任地での生活使用言語は英語もしくはゾンカ語。ゾンカ語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。