要請番号(JL04825B07)
募集終了
| ・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
保健サービス局伝統医学部
3)任地( ティンプー県ティンプー市 ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先となる保健省は、公衆衛生局、保健サービス局、王立疾病管理センターなど、計4つの部門で構成されている。活動先である保健サービス局伝統医学部には、4つの課が設けられ、25名の職員が所属している。伝統医学部は保健省敷地内に位置しているが、2025年中には「伝統医学サービスセンター」として独立した施設の設立が予定されており、組織規模の拡大も見込まれている。なお、これまで公衆衛生局や王立疾病管理センター等へJICA海外協力隊の派遣実績(学校保健、行政サービス等)があるものの、保健サービス局への派遣は今回が初めてとなる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ブータンでは多くの国民が伝統医学を利用しており、薬用植物の保全とその持続的活用は喫緊の課題となっている。その為、伝統医学部は第13次5カ年計画において薬用植物資源の強化を重点戦略に位置付け、全国的な調査と地理空間マッピングを推進している。調査では、植物の分布、個体数、生態情報などの信頼性の高いデータを収集し、保全政策や収穫管理に活用することが目的である。加えて、植物の特徴や利用法を体系的に集約したオンラインデータベースの構築も進められているが、これらの業務を担う専門人材が不足しており、計画は十分に進んでいないのが現状である。この様な背景から、専門性を持つJICA海外協力隊の派遣を強く要望しており、今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先同僚と協力しながら、以下の活動を行う。
1.希少種や固有種を含む薬用植物を正確に同定・分類し、科学的根拠に基づく種リストを作成する。
2.高地・低地など多様な生態系を対象に、植物学的な現地調査(フィールドワーク)を実施する。
3地理情報システム(GIS)等を活用し、薬用植物の分布マップを作成・更新する支援を行う。
4.薬用植物に関するデジタル情報(学名、生育環境等)を整理・更新し、関係機関等が活用できるよう整備を支援する。
5.地域住民や伝統医療関係者と連携し、原産地での保全や移植地での持続的保存に向けた理解促進を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、コピー機、机、事務用品一式
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
部長(50代、男性、修士)
カウンターパート(50代、男性、修士)
同僚スタッフ 4名(20~40代、男女、大卒)
【活動対象者】
上記、同僚スタッフおよび各地域住民
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚の学歴水準に合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:実践的かつ指導的な活動のため
[参考情報]:
・植物標本の収集・整理等の実務経験(必須)
・分布マップ作成経験(必須)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~ 30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・フィールド出張では、山道を長時間歩きテント泊の可能性もある。
・任地での生活使用言語は英語もしくはゾンカ語。ゾンカ語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。
