2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL04825B08)

国名
ブータン
職種コード 職種
H105 看護師
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

ジグミ・ドルジ・ワンチュク国立病院 外科・内科病棟

3)任地( ティンプー県ティンプー市 ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

本病院は、首都ティンプーに位置する国内最大の総合病院であり、20の診療科を有している。ベッド数は約380床、医師約150名、看護師約650名を含む総勢約1,500名が在籍し、ブータン西部の基幹病院であると同時に、国内全域の病院から患者の搬送を受け入れる上級病院としての機能も担っている。2025年8月現在、JICA海外協力隊(臨床検査技師および看護師)が活動中である。また、ブータンの保健医療分野においては、JICA技術協力プロジェクト「医学教育の質の強化プロジェクト」(2020年~2025年)も実施されており、医療人材の育成支援が進められている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ブータンでは近年、国外移住の増加に伴い慢性的な人材不足が深刻化している。その影響により新人看護師の割合が高く、基礎的な知識は有しているものの、実践的対応力に乏しく、看護師全体の質の低下が懸念されている。本病棟では月に約200件の手術が実施されているが、病棟全体としての周術期ケア体制は十分とは言えず、患者やその家族から不満の声が寄せられることもある。とりわけ、手術に伴う合併症や感染の予防など、看護ケアの質の向上が喫緊の課題となっている。こうした背景を踏まえ、JICA海外協力隊には、病棟スタッフの一員として日々の患者ケアに従事するとともに、看護技術の指導、勉強会の開催、病棟環境の改善等に取り組むことが期待されており、今回の要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

配属先同僚と協力しながら、以下の活動を行う。
1.同僚と共に患者のケアをしながら、同僚看護師への技術指導を行う。
2.現状把握を行い、適切な術前・術後のケアが行われるようサポートする。
3.患者ケアの質の向上に伴う勉強会を実施する。
4.5Sを活用しながら環境整備や感染・事故防止等の病棟マネジメントに関する指導や意識改善を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

患者モニター、酸素濃縮器、酸素シリンダー、注射ポンプ、輸液ポンプ、吸引機、心電図(ECG)装置、連続圧縮装置(SCD)、エアマットレス、その他医療機器

4)配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
看護師長1名(40代、女性)
カウンターパート2名(30代、男女、大卒)
看護師約50名(経験年数1~15年)

【活動対象者】
入院患者およびその家族、配属先スタッフ、看護学生

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(看護師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)看護 備考:同僚の学歴水準に合わせるため

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚への助言や指導が必要なため

[参考情報]:

 ・周術期看護の実務経験(必須)

 ・術前術後の説明対応経験(必須)

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・任地での生活使用言語は英語もしくはゾンカ語。ゾンカ語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。