要請番号(JL04825B09)
募集終了
3代目
| ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ギャルツェン・ジェツン・ペマ・ワンチュク母子病院 小児集中治療室
3)任地( ティンプー県ティンプー市 ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先となる「小児集中治療室(PICU)」には、小児病棟を管轄する医師10名およびPICU専属の看護師24名が在籍し、3交代制による24時間体制でケアを提供している。2024年には小児専用病棟への移転が完了し、年間の入院患者数は300名を超えている。2025年8月現在、JICA海外協力隊員(看護師)がPICUにて活動しており、看護ケアの質の向上と人的資源の育成に貢献している。また、JICA草の根技術協力事業「ブータン王国母子保健センターにおける小児救急医療人材育成プロジェクト」が本病院を拠点に2025年度中に展開される予定であり、今後はチーム医療の一層の強化が期待されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2025年8月現在、PICUには2代目となるJICA海外協力隊が活動しており、初代隊員に続き、スタッフの一員として同僚と共に患者への直接対応に従事しながら、技術指導や勉強会の開催などに取り組み、一定の成果を上げてきた。一方で、患者家族に対するケアの質向上を目的とした支援や、標準作業手順書(SOP)の見直し・更新といった課題が残されており、継続的な支援が求められている。また、2025年度内にはJICA草の根技術協力事業「小児救急医療人材育成プロジェクト」が始動予定であり、小児病棟における医療従事者の人材育成のさらなる強化が期待されている。チーム医療の推進も計画されており、隊員との緩やかな連携が期待されていることから、今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先同僚と協力しながら、以下の活動を行う。
1.同僚と共に患者のケアをしながら、業務効率化に繋がる標準作業手順書やガイドライン策定を支援する。
2.PICU看護に関する知識と技術の向上を図るため、同僚を対象とした定期的な勉強会を実施する。
3.チーム医療に関する現場での理解を深めるため、その理念や実践的な考え方の浸透を図る。
4.家族指導に必要な資料作成および普及活動をサポートする。
5.5Sを活用しながら環境整備や感染・事故防止等の病棟マネジメントに関する指導や意識改善を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
小児用ICU機材一式(ABG分析器、人工呼吸器、経鼻CPAP、NHF、ネブライザー、除細動器、誘導心電図モニターなど)
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
小児医師(20代~50代、男女)
看護師長1名(40代、女性)
看護師23名(経験年数1~15年)
【活動対象者】
PICU患者およびその家族、配属先スタッフ、看護学生
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(看護師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)看護 備考:同僚の学歴水準に合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚への助言や指導が必要なため
[参考情報]:
・PICUでの業務経験 5年以上が望ましい
・新人教育の経験(必須)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・任地での生活使用言語は英語もしくはゾンカ語。ゾンカ語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。
