要請番号(JL04825B11)
募集終了
| ・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ブータン王立医科大学
2)配属機関名(日本語)
ブータン王立医科大学シミュレーションセンタ―
3)任地( ティンプー県ティンプー市 ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ブータン王立医科大学(KGUMSB)は、国内唯一の医療系国立大学であり、卒後医学部、看護・保健学部、伝統医学部の3学部に加え、2023年には国内初の医学部(MBBS)が設立された。そのほか、大学院教育の制度設備も進められており、ブータンの保健医療を担う人材育成の中核機関となっている。JICA技術協力プロジェクト「医学教育の質の強化プロジェクト」が2020年から大学運営から教育環境の整備を進め、臨床技能向上を目的としたシミュレーション教育部門(シミュレーションセンター)を設置、センター専任スタッフが中心となって実践的なシミュレーション教育の推進を図っている。これまで海外協力隊の派遣実績はない。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ブータン王立医科大学に設置されたシミュレーションセンターは、蘇生技術をはじめとした臨床技術の向上を目的として、ティンプー市内に限らず全国の医療従事者が活用する重要な教育資源である。JICAプロジェクトを通じて、機材整備やマニュアル整備、研修運営に関する指導が行われたが、これらは限られた期間内での支援であり、施設整備が進んだ一方で、より効果的な資機材管理や研修運営を持続可能な形で実施するためには、継続的した教育支援が必要である。こうした背景に加え、2025年12月にJICAプロジェクトの終了が予定されている中、持続的な運営体制の確立を目的としたフォローアップとして、本要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先同僚と協力しながら、以下の活動を行う。
1.医科大学各学部や関連部局からの要請・相談に応じて、教育目的に即した適切なシミュレーション案を提案する。
2.シミュレーション実施に向けた事前準備および当日の運営支援を行い、機材トラブル等への迅速な対応ができるよう指導及び整備体制の提案を行う。
3.各種シミュレーション機材に関する操作手順書・トラブル対応マニュアルを更新や整備の支援を行う。
4.物品管理体制の確立と運用の定着を支援し、効率的かつ持続可能な管理運営を提案する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
蘇生・挿管・注射・分娩などに対応した各種マネキンや気道管理・外傷処置・産科・内視鏡等の実習モデル、高忠実度ALSシミュレータ、AED訓練機、吸引器、ベンチレーター、人工呼吸器、手術台等の機材一式
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
マネージャー1名(30代、男性、大卒)
同僚スタッフ1名(40代、女性、短大卒)
【活動対象者】
シミュレーションルーム利用者(医師、看護師、学生等)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(看護師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)看護 備考:同僚の学歴水準に合わせるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚への助言や指導が必要なため
[参考情報]:
・シミュレーションセンター等実務経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・任地での生活使用言語は英語もしくはゾンカ語。ゾンカ語については、現地訓練期間に語学研修を行う予定。
