【配属機関概要】

3）任地（ 南ダッカ市 ） JICA事務所の所在地（ 北ダッカ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ダッカ大学は1921年に設立されたバングラデシュ最古の大学。学部数は13、学生数は約39,000人を超え、アジア有数の総合大学として知られている。配属先の社会科学部日本研究学科は、2002年に設立された前身の日本研究センターから2017年に正式な学科となり、日本語学習に加え、日本の歴史、経済、社会、文化等、日本を総合的に学ぶ機会を提供している。同学科には12名の教授・講師が所属し、学士・修士課程を合わせた生徒数は約370名。2022年11月現在、非常勤の日本人講師1名が在籍中。

【要請概要】

1）要請理由・背景

日本研究学科は、日本を総合的に学習・研究する学科として、日本語のほか、日本に関連する様々な学習プログラムを提供している。長年に亘り日本を研究し、日本への長期留学経験も有する等、日本への造詣が深い教授も在籍している。他方、同学科には日本人の常勤講師がいないことから、学生は日本人と直接触れ合う機会に乏しい。日本人と直接コミュニケーションを取ることにより、学生の学習意欲や日本に対する関心の増大が期待できることから、JICA海外協力隊の要請がなされた。協力隊には、日本語の授業や各種イベント、課外活動等を通じて、学生の日本語能力向上や日本に対する理解の深化を図ることが求められている。

2）予定されている活動内容（以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます）

配属先同僚と協力し、以下の活動を実施。なお、活動の詳細は隊員の経験等を考慮し、派遣後決定する。
1.週8コマ程度(1コマ1.5時間)の日本語授業担当、および同僚の日本語授業補助。
2.日本紹介の授業における文化や歴史、社会等についての説明および学生との意見交換を通じた日本理解の促進。
3.学生の学習意欲向上を目的としたイベント、課外授業等の企画・立案。
4.日本語能力試験(N3～5)を受験する学生への試験対策指導。
5.日系企業への就職やインターンを希望する学生に対する、日本社会での働き方等に関する助言。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

『みんなの日本語(初級、中級、漢字)』、『まるごと(入門・初級)』、大学オリジナルテキスト、プロジェクター

4）配属先同僚及び活動対象者

学科長 40代 男性 博士
准教授 5名 博士
講師 6名 修士
4年制大学又は修士課程の学生約370名

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・グループ活動や組織運営の経験

【地域概況】

【特記事項】

ダッカ大学の現代言語研究所・日本語文化学科からも協力隊派遣要請がなされている。