【配属機関概要】

3）任地（ チョットグラム市 ） JICA事務所の所在地（ 北ダッカ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+車 で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

サイクロン準備プログラムサイクロン準備プログラムHPは1972年にバングラデシュ赤十字社によって立ち上げられた。現在はバングラデシュ防災救援省と赤新月社が合同運営している。サイクロン被害の甚大な沿岸部13県で事業を展開しており、約100名の職員と76,000名を超えるボランティアが在籍。年間予算は約45億円。主な活動は、サイクロン発生時の地域住民への警報発信、避難訓練や救急介護・行方不明者捜索に関する研修、災害対策に関する啓発ツールの開発、防災キャンペーンの実施等。近年は、活動エリアを19県に拡大し、自然災害や人災等の救助活動も展開している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

バングラデシュは国土の50%以上が海抜7m以下と低地が多く、気候変動やサイクロン襲来時の高潮や洪水により、甚大な被害を受けやすい地形をしている。特にチョットグラム管区沿岸部の低平地における影響は大きく、毎年雨季に発生するサイクロンに備え、関係機関が様々な取り組みを強化している。配属先においては、1972年よりサイクロン対策の活動が開始され、地域ボランティアを中心とした現地での警報発信や各種防災訓練、地域住民の理解促進を目的としたキャンペーン等を通じて、被害の軽減に努めてきた。配属先は、自然災害の多い日本の知見を活かし、防災活動の更なる強化を図りたいと考えており、協力隊の派遣要請がなされた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先同僚や地域ボランティアと協力し、以下の活動を行う。
1. サイクロン被害の甚大な地域訪問による防災キャンペーンやイベントを通じた啓発活動の実施支援。
2. 地域ボランティアを対象とした救急介護・行方不明者捜索に関する研修やセミナーの開催支援。
3. 地域住民を対象とした避難訓練等の企画および実施支援。
4. ビデオ、ポスター、リーフレット、寸劇、歌等の啓発ツール開発に関する助言。
5. 人災における支援活動

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

各種啓発ツール、PC等

4）配属先同僚及び活動対象者

チョットグラム支部長 男性 50代
無線オペレーター 男性 30代
郡事務所職員 男性 2名 50代
ボランティアリーダー 男性 6名 40～50代
地域ボランティア 約7,000名

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・グループ活動や組織運営の経験

　・地域社会を対象とする活動の経験

【地域概況】

【特記事項】

地域防災活動および啓発ツールの開発経験を有している事が望ましい。