【配属機関概要】

3）任地（ アリフダール環礁マーミギリ島 ） JICA事務所の所在地（ 首都マレ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 船 で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

人口約5,000名のアリフダール環礁マーミギリ島にある、唯一の公立学校である。就学前教育(4歳)から前期中等部10年生(16歳)で構成され、2023年2月現在、児童・生徒数595名(男子325名、女子270名)、教員数は59名(内、インド人教員10名)である。インド人教員は主に理数科教科やビジネス教科、ホスピタリティ教科等の授業を担当している。2023年の年間予算は約780,000USDである。これまで援助機関等から支援を受けたことはなく、協力隊員の派遣実績もない。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同国では「読み・書き・計算」に重点を置いた主要教科中心の教育が行われていたが、児童の心身の健全な成長に注目し、体育等の情操教育強化を考慮した新カリキュラムの導入を2015年から開始した。しかし、学校現場では主要教科以外の教科に関する知識や指導経験のある現地教員はほとんどおらず、多くの学校では充実した授業が実施されていない。現在体育指導はインド人教員によって行われているが、フットボールが専門で、体育指導を実践するスキルが不足している。2019年に教育省との話合いの結果、同校はアリフダール環礁下における体育の中心校の一校として選定され、今回要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.体育担当の教員と協力しながら、体育科の授業を行い、教授法を指導する。(授業は1コマ35分。授業間の休憩時間なし。週2コマ実施。)
2.同校のみならず、他校を含む体育担当教員に体育ワークショップを開催し、教員のスキルアップや指導力強化を支援する。
3.放課後のスポーツクラブに協力する。(サッカー、バレーボール、ハンドボール、ネットボール)

2023年2月現在、体育の授業は週34コマ実施されているが、協力隊員が赴任後に担当コマ数が決まる。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

サッカーボール、バレーボール、テニスボール、バドミントンラケット、等

4）配属先同僚及び活動対象者

小学校教員9名(20～30代、男女、経験年数3～5年)
体育担当のインド人教員1名(30代、男性、経験年数10年、フットボール専門)
※教育経験はあるが、体育の実技指導の経験は少ない
指導対象者:1～8年生の男女(年齢6～14歳)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居は職員宿舎又はボランティア専用シャワー・トイレ付の一室が提供されるホームステイの予定。
生活使用言語はディベヒ語。