【配属機関概要】

3）任地（ ハーアリフ環礁イハバンドゥ島 ） JICA事務所の所在地（ 首都マレ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+船 で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

人口約2,700名のハーアリフ環礁イハバンドゥ島において唯一の公立学校であり、1969年に設立された。就学前教育(4歳)から後期中等教育12年生(18歳)で構成される二部制の学校である。2023年7月現在、児童・生徒数は832名(男子431名、女子401名)、教員数は41名(内2名はインド人)、2023年度の予算は約178万USDである。同校の敷地内には十分なグランド設備はないが新築の多目的ホール、また徒歩5分の距離にある島所有のグランドで体育科の授業が可能である。島民の多くは漁業と観光業に従事している。同校ではイギリス人ボランティアが活動し、これまで1名の隊員派遣実績がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同国では「読み・書き・計算」に重点を置いた主要教科中心の教育が行われていたが、児童の心身の健全な成長に注目し、体育等の情操教育強化を考慮した新カリキュラムの導入が2015年から開始された。しかし、学校現場では主要教科以外の教科に関する知識や指導経験のある現地教員はほとんどおらず、多くの学校では充実した授業が実施されていない。現在体育指導は、1名のスポーツスーパーバイザー(非常勤講師)を中心に行われているが、体育の専門知識は浅く効果的な体育授業が実践できていない。隊員の体育分野のニーズが高く、その活動成果と貢献は教育省から高く評価されていることから、今般の要請があった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.体育担当の教員と協力しながら、体育科の授業を行い、教授法を指導する。(授業は1コマ35分。授業間の休憩時間なし。)
1～6年はスポーツスーパーバイザー、7、8年生は小学校教員の担任等が授業を担当。
2.デモンストレーションやアイデアの提案を通じて、現地教員に体育の基礎知識を伝える。
3.同校のみならず、他校を含む体育担当教員にワークショップを開催し、教員のスキルアップや指導力強化を支援する。

2023年7月現在、体育科授業は25コマ(1コマ35分)/週実施されており、隊員が赴任後に担当コマ数が決まる。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

サッカーボール、バスケットボール、バレーボール、テニスラケット・ボール、クリケット、バトン、フラフープ等

4）配属先同僚及び活動対象者

スポーツスーパーバイザー (男性、30代、経験5年以上)
小学校教員(30代、経験年数10年以上)
7,8年生を指導予定

指導対象者:生徒(1-8年生の男女、25クラス、年齢6-14歳)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居は隊員専用シャワー・トイレ付の1室が提供されるホームステイ型の予定。
生活使用言語はディベヒ語。