2023年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL06023A07)
募集終了

国名
ネパール
職種コード 職種
H113 作業療法士
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
5代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/4 ・2024/1 ・2024/3
脊髄損傷リハビリセンター(NGO) 配属先のリハビリセンター① 配属先のリハビリセンター② 配属先のリハビリセンター② 配属先のリハビリセンター②

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

女性・子ども・高齢市民省

2)配属機関名(日本語)

国立障害者基金

3)任地( バグマティ州カトマンズ郡カトマンズ市 ) JICA事務所の所在地( カトマンズ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.2 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、2005年にハンディキャップ・インターナショナル・ネパール(HIN)の支援でリハビリテーションセンターを立ち上げた。主な事業は、センターにおける義肢装具や車椅子等の作製及びリハビリテーションの提供である。年数回行われる村落巡回キャンプでも同様のサービスを提供している。理学療法中心で対応していた状況から、作業療法を取り入れたリハビリテーションへの進化を目指しており、現在、作業療法は理学療法室内で提供している。これまで配属先には、自立的に作業療法サービスを実施するための技術、環境的支援として5代にわたって作業療法士の協力隊を派遣している。年間予算は約2000万円。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ネパール全体での作業療法の知名度はまだ低いが、障害児・者や高齢者、またその関連施設においては作業療法のニーズは高い。また、ネパールでは作業療法士は国家資格ではなく、また国内に養成校がないため、国内で働くネパール人作業療法士は外国で学んだごく少数である。歴代隊員は作業療法の知識・技術を共有、評価シートを作成、作業療法スペースと治療道具の作製・準備を行ってきた。今般、隊員は同基金が設立したセンター(週2日程度)と、首都郊外に位置する脊髄損傷リハビリセンター(週4日程度、国内唯一の脊髄損傷に特化した医療NGO)にて活動することが期待されており、引き続き、ネパールでの作業療法サービスの定着を継続して目指すべく本要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.配属先のリハビリセンターおよび首都郊外の脊髄損傷リハビリセンター(NGO)にて、同僚と共に作業療法を実施し、リハビリ対象者の回復を支援する。
2.配属先スタッフに対し作業療法に関する知識・技術の実践的指導を行う。
3.村の巡回や在宅訪問サービスに同行し、リハビリ対象者の生活の質の向上を支援する。
4.関連機関やネパールの作業療法士と連携し、作業療法普及を目指した活動の支援を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

べッド(3台)、ADL訓練器具、三角マット等、小児用クッション、ティルトテーブル、小児用玩具、セラピーボール、円柱型クッション、自助具、CPチェア、ダンベル、平行棒、自転車型トレーニング機器等、各種器具

4)配属先同僚及び活動対象者

施設長1名、施設マネージャー2名、リハビリマネージャー1名、理学療法士2名、義肢装具部門6名、ソーシャルワーカー2名、地方巡回スタッフ4名、事務スタッフ等7名
活動対象者は小児と成人がほぼ同数。小児の主な疾患は脳性まひ、自閉症、ADHDで、成人の主な疾患は脊髄損傷、切断、脳梗塞。
NGOは40~50名体制。理学療法士15名、PMR(フィジカル・メディシン・リハビリテーションドクター)2名。

5)活動使用言語

ネパール語

6)生活使用言語

ネパール語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(作業療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(専門学校卒)保健医療 備考:実践的な活動のため

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:指導的な活動のため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(0~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

現在配属先には作業療法士いない。配属先は作業療法士の雇用へ向けた努力を重ねているが、隊員が着任時に作業療法士はいない可能性もある。(参考URL:https://www.sirc.org.np/)