2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL06025B02)
募集終了

国名
ネパール
職種コード 職種
H107 助産師
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健・人口省

2)配属機関名(日本語)

ポカラ市役所保健課

3)任地( ガンダキ州カスキ郡ポカラ市 ) JICA事務所の所在地( カトマンズ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、ヒマラヤ山麓や湖に囲まれたネパールで最も有名な観光地であるポカラを管轄するポカラ市役所保健課である。ポカラ市はネパール第二位の人口を有し、配属先は市内に設置されている大小さまざまな保健施設(病院、地域医療センター、診療所、アーユルヴェーダ施設など50施設)の管理・運営に携わっているほか、母子保健や感染症対策、栄養などに関わる施策の立案、各種プログラムの計画・実施等を行っている。保健課の年間予算は約3億ルピーで、当課スタッフは事務職員のほかに保健施設で勤務する医師や看護師なども含めると約180名となる。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ネパールにおける妊産婦死亡は10 万出生あたり151 人(2020 年)であり、以前に比べ減少しているものの、依然として南アジア平均(10 万出生あたり 127人)を20人以上も上回っている。配属先としても管轄する地域の妊産婦の死亡をゼロにするために、産前産後健診を実施し、母子の健康に関する知識の普及に取り組んでいる。しかしその一方で産前産後健診を十分に受診していない妊・経産婦が一定数存在しており、大きな課題となっている。この課題に対して、現在配属先では母子手帳の活用を通じた母子の健康教育に注力しており、今回、母子手帳の普及・啓発および産前産後における健康指導にともに取り組んでもらえるJICA海外協力隊の要請がなされた。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

保健課で勤務するカウンターパートとともに以下に取り組む。
1. 母子手帳の普及・啓発活動を行う。
(現在、市内33地区のうち、7地区で普及活動を実施中であり、普及活動の範囲の段階的な拡大を目指す)。
2. 産前産後ケアに関するプログラムの実施を支援する。
3. 市が管轄する施設で勤務する同僚看護師に対し、日本での助産師経験や知識を共有し、産前産後ケアに携わる看護師の能力向上に努める。
※ネパールでは助産師資格取得コースが近年開設したばかりであり、基本的に看護師が産前産後ケアに携わる。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務机、いす

4)配属先同僚及び活動対象者

カウンターパート: 事務員(看護師資格有)、女性、30代
配属先同僚: 事務員・医師・看護師など約180名
活動対象者: 妊・経産婦および同僚看護師

5)活動使用言語

ネパール語

6)生活使用言語

ネパール語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(助産師)

[性別]:(女性) 備考:活動対象者が女性のため

[学歴]:(大卒) 備考:資格取得可能な学校であればよい

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく指導が期待されるため

[参考情報]:

 ・産前産後ケアに関する実務経験を有すること

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(0~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

【参考プロジェクト】JICA技術協力プロジェクト「母子手帳の活用による母子継続ケア改善プロジェクト」(2025年4月開始)、JICA草の根技術協力事業「ポカラ市における妊娠期から乳児期までの切れ目ないケア推進事業」(2025年5月完了)