要請番号(JL06025B05)
募集終了
2代目
| ・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
連邦制・総務省
2)配属機関名(日本語)
カゲンドラ ・ニューライフ特別教育学校
3)任地( バグマティ州カトマンズ郡ゴカルネショール市 ) JICA事務所の所在地( カトマンズ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は首都カトマンズにある創設50年の公立学校であり、就学前クラスから12年生(高校生相当)までの約670名が在籍し、うち約120名が肢体障害などの障害を有する児童・生徒の学校である。障害をもつ児童・生徒が通う「インクルーシブ教育」実践校としてはネパールで最大規模の学校であり、モデル校でもある。同校校長も肢体障害を有し、学校はネパール障害者協会や整形外科病院に隣接する。校内には車椅子向けのスロープが設置されていたり、現在、障害のある児童・生徒を対象にした訪問教育や遠隔教育を検討しているなど、障害のある児童・生徒の学習環境の向上に力を入れている学校である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ネパールの体育の授業は、教科書を読み、スポーツのルールなどを暗記する座学が中心となっており、実際に体を動かす実践的授業が極端に少ない。この状況は全国的な課題として現場では認識されているものの、体育の実技指導やインクルーシブ教育における体育について教員の知識・経験が不足しているのが実情である。そこで配属先からは、健常者と障害者がともに体を動かすことのできる体育やスポーツイベント等の企画・提案、実施支援、および同僚教員へのインクルーシブ教育の考えに基づいた体育の授業計画作成支援のためのJICA海外協力隊の派遣要請があった。現在、2024年度1次隊の体育隊員が体力テストなどの活動を実施中であり、本要請は2代目隊員の要請となる。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先教員と協力し以下の活動を行う。
1.同僚教員とともに健常者と障害者がともに取り組める体育の授業の企画提案、実施する。
※主に6年生から8年生を対象とする。
2.同僚教員へのインクルーシブ教育を意識した体育の授業計画の立案支援を行う
3.体を動かすことを目的とした授業やイベント、スポーツプログラムの企画提案、実施支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
校庭、バスケットボール、バレーボール、サッカーボール、卓球セット、卓球台など。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 教員数 約30名
活動対象者: 配属先教員および生徒
1クラス約50名に対し約12名ほど障害者が在籍する。
障害の種類は脊髄損傷、脳性麻痺、事故等で手足を失った人など、車椅子利用者が多い。
5)活動使用言語
ネパール語
6)生活使用言語
ネパール語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
(中学校又は高等学校教諭(保健体育))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:配属先の要望による
[汎用経験]:
・障害者を対象とした活動経験
・特別支援学級での活動経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(0~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
要請に対応するため、インクルーシブ教育、アダプテッドスポーツに関して研修・授業実践・活動経験があることが望ましい。
