要請番号(JL06624B15)
募集終了


・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
北部州政府
2)配属機関名(日本語)
幼児教育開発局(キリノッチ教育事務所)
3)任地( キリノッチ県キリノッチ ) JICA事務所の所在地( コロンボ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 9.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
幼児教育開発局は北部州5県の幼児教育を所管しており、州都であるジャフナにある。幼児教育に関するカリキュラム策定、幼稚園の登録、幼稚園教諭への助成金支給、学位取得の奨励、教具・遊具の紹介、幼稚園の巡回指導、ディプロマ(保育者資格)コースや教員研修等を行っている。これまでにユニセフやNGOなどがカリキュラム策定、講習会実施、遊具の提供や幼稚園建設等の支援を行っている。配属先は200ほどの小規模な幼稚園と幼稚園教諭550名、園児4600名を管理しており、2015年1月に初代JICA海外協力隊が多数の幼稚園を巡回指導した。2024年8月現在、他の州で2名の隊員が活動中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国では近年、幼稚園教諭の資格取得を必須とする動きがあり、そのためのディプロマコースがあるが、その内容は不十分である。また、教員研修による教諭の質の向上が急務となっている。配属先では遊びを通して幼児の発達を促すカリキュラムの作成や幼児を主体とした幼児教育の推進をするなど幼児教育の質の向上を目指しているが、現状は保護者からの強い要望である読み書き・算数・英語を教師中心型で進めている幼稚園が大多数であり、安全・衛生・遊び・運動は軽視されている傾向にある。そのため、保護者への啓発活動や日本で行われている先駆的な指導法の紹介と普及がJICA海外協力隊に求められている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
同僚と協力して以下の活動を行う。
1.幼稚園を巡回し、遊びや運動を通した学びなどの指導法を幼稚園教諭と幼児教育担当官へ紹介する。
2.基礎的保育技術などのワークショップを幼稚園教諭向けに実施する。
3.子どもの発達段階に合わせた遊びの重要性に関する意識向上のための取り組みを保護者に行う。
4.他地域に派遣されている幼児教育隊員と連携して講習会の実施や教材の作成や配布を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
幼稚園施設、幼児用遊具(屋内外)、玩具、オーディオ機器
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
幼児教育部門局長(50代、男性)
幼児教育担当職員4名
活動対象者:
巡回先園児、幼稚園教諭、保護者、ディプロマコースの学生
5)活動使用言語
タミル語
6)生活使用言語
タミル語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(幼稚園教諭)
(保育士)
[性別]:(女性) 備考:現地の習慣による
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:教師への指導上必要であるため
[参考情報]:
・保育士は幼児クラス経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~33℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・住居はホームステイになる可能性が高い。
・日によっては、1日1~3時間ぐらいの停電が発生する。