要請番号(JL06625B32)
募集終了
2代目
| ・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育・高等教育・職業教育省
2)配属機関名(日本語)
ディンブラーガラ教育事務所(数学局)
3)任地( ポロンナルワ県ディンブラーガラ ) JICA事務所の所在地( コロンボ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、スリランカの公的教育を監督する教育省内の一部局であり、中学・高校数学について、教育事務所の指導主事や学校の教師への研修、生徒対象の補習などを行っている。現在、管轄地区には教員1800人、各教科の指導主事10名、公立学校が103校あり、地区内唯一の国立の学校では2000人以上の生徒が学んでいる。JICAでは、2003年から3年間小中理数科マスタープラン作成を支援、2005年より3年間学校運営改善プロジェクトを実施し、100マス計算、研究授業などの普及にあたった。短期のJICA海外協力隊1名が過去に派遣された実績が残されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同地域は中学卒業時の数学試験合格率が全国平均より著しく低く、学力は国内で下位に位置している。その要因は、数学教員の不足や数学が専門ではない教師が数学を指導していること、加えて、過疎地であるが故に、教師育成の場として教員養成大学を卒業してまもない新任教師の受け入れ先地域となっていることもあげられ、数学教師の指導能力向上が喫緊の課題とされている。また、任地は農業で生計を立てている家庭も多いことから、収穫の手伝い等で学校を休む生徒が多く、保護者も教育に対して関心が薄い傾向にある。JICA海外協力隊には、アクティブラーニング等の新たな授業実践手法の提案による授業の質の向上や保護者へのアプローチが求められている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.対象地域の5-6校の学校を巡回し、中学生(6~9年生)に対する数学教育の現状と問題点を調査する。
2.数学教育の質的向上のための教材の効果的使用法や新しい授業実践手法を提案する。
3.生徒を対象とした補習、数学教師を対象としたワークショップを実施する。
(小学校の算数の基礎の未定着が中学生の学力不足の問題となっている場合も多く、指導対象が小学生、小学校教諭に及ぶこともある)
4.保護者向けに教育に対する意識向上のためのセミナーを実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
学校施設 (運動場、図書館、スマートボードを保有する学校もある)、事務用品一式、教師用指導書及び生徒用教科書
4)配属先同僚及び活動対象者
同僚:
教育事務所副局長(50代、女性)
カウンターパート:数学 教科指導主事(30代、男性)
活動対象者:
巡回先の教員と生徒、保護者
5)活動使用言語
シンハラ語
6)生活使用言語
シンハラ語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(数学))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:教師教育を行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(22~34℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・住居はホームステイになる可能性が高い。
・JICA海外協力隊の世界日記
・配属先の教育事務所
