【配属機関概要】

3）任地（ ナンディ町 ） JICA事務所の所在地（ スバ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ナンディ町はフィジー最大の国際空港を有するフィジーの玄関口であり、観光客の往来が絶えない町である。ナンディ町役場では1.2万世帯、商業施設3000軒、マーケットベンダー500人を管理しており、隊員が主に関わる部署である保健課ではごみ処理事業、飲食店の衛生管理業務、3Rの促進を担当している。ごみ処理事業については管轄エリアが拡大したことで、郊外の10の村や居住区においてもごみ収集を行っている。本町役場には2009年から4代にわたり環境教育隊員を派遣している。また、隊員派遣以外にもJICA技術協力プロジェクト「大洋州地域廃棄物管理改善支援プロジェクト(J-PRISM)」のフェーズ1、2を実施済みであり、今後はフェーズ3が予定されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

管轄地域の住宅、商業施設、マーケットから排出される廃棄物は隣接市の最終処分場にオープンダンピングされており、運搬に多額のコストが掛かっている。この課題を解決するために2030年までの廃棄物処理マスタープランを掲げて取り組みを行っている。マスタープランで掲げている目標達成のために廃棄物削減や効率的な運搬収集に関する助言・協力が求められている。また、町役場管轄エリアを対象にした草の根レベルの環境意識啓発活動や3R促進、感染症拡大以降停止しているクリーンスクールプログラム(学校での環境教育)の再開に対して隊員の活躍が期待され今回の要請につながった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

廃棄物処理マスタープランに沿って、以下の活動を、地域住民を巻き込みながら配属先と共に行う。
1.地域コミュニティでの3R活動推進
2.効率的な廃棄物運搬収集方法の提案
3.ホームコンポスティングの導入支援、モニタリング、フォローアップ
4.クリーンスクールプログラム(学校での環境教育)

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

一般的なオフィススペース

4）配属先同僚及び活動対象者

<配属先同僚>
保健課3名(20代～40代)
カウンターパートは保健検査官代行(40代女性)となるが、活動に応じて他課との協働も想定される。
<活動対象者>
管轄地域の住民、商業施設、マーケットベンダー、小中学校生徒

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・環境関連活動の経験や知識

　・環境関連、教育、企画・運営、営業等の経験

【地域概況】

【特記事項】