要請番号(JL10921A03)
募集終了
2代目
・2022/1 ・2022/2 ・2022/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
漁業・海洋資源開発省
2)配属機関名(日本語)
沿岸漁業局
3)任地( タラワ・タナイア地区 ) JICA事務所の所在地( タラワ・バイリキ地区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
漁業・海洋資源開発省は、キリバスの漁業、海洋資源の管理、排他的経済水域内の漁業権の管理等を担当している省庁。配属先である沿岸漁業局は水産業全般を管轄している。漁民への各種技術指導は主要業務の一つであるため、首都タラワだけでなく、離島の巡回指導等も定期的に実施している。これまでに日本のOFCF(海外漁業協力財団)から各種機材が供与されているほか、水産技術者1名が派遣され技術指導を実施している。また、これまでに船舶機関隊員が1名派遣されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
島嶼国であるキリバスでは、漁業は国民の生活にとって重要な産業であり、良質なたんぱく質の供給源でもある。離島住民の多くは漁業により生計を立てている。近年多くの漁民がボートと船外機(殆どはヤマハ製2ストロークエンジン、8~60馬力)を使用して漁に出ているが、船外機の整備不良等による故障が原因で、漂流事故が多発している。そのため、配属先は漁民に対し船外機の保守管理に関するワークショップを定期的に開催している。2019年7月には初代船舶機関隊員が派遣され、配属先同僚を対象とした技術指導を主に実施した。しかしながら、依然として同僚も十分な知識・技術を有していないため、2代目の協力隊派遣要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚技術者と協力して以下の活動を実施
1.漁民が使用している船外機の修理及び保守管理についての技術指導
2.OJT(技術指導)による配属先若手技術者の育成
3.配属先にある船外機整備工場のスペアパーツ・工具の管理に関する助言
4.離島巡回による技術者・漁民を対象としたワークショップの開催
5.船外機保守・管理のための簡易整備マニュアル作成
6.その他、配属先が依頼する業務
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
船外機(ヤマハ製)、溶接機、各種工具等。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・整備工場長:1名
(男性、40代後半、船外機の幅広い知識・経験あり)
・技術者:6名
(男性、20~60代、船外機修理に関する基礎技術あり)
活動対象者:
・漁民多数
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:安全対策上の問題
[学歴]:(専門学校卒)工学 備考:同僚に対する指導を行うため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚に対する指導を行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は他の同性隊員又は他国ボランティアと同居になる可能性がある。生活使用言語は現地語(キリバス語)を使用することになり、赴任後の現地語学訓練にて学習する。