2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL10923B07)
募集終了

国名
キリバス
職種コード 職種
E111 電力
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
0代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1
ビケニベウ発電所内部 太陽光発電装置

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

インフラ・再生可能エネルギー省

2)配属機関名(日本語)

公共事業公社

3)任地( 南タラワ ベシオ地区 ) JICA事務所の所在地( 南タラワ バイリキ地区 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

公共事業公社(PUB)は、100%政府所有の国有会社で、南タラワの電力、上水の供給と下水排水事業を担っている。電力、上水、下水の3部門からなり、職員約160名。年間予算は約19百万豪ドル。要請のあった電力部門にはベシオ地区とビケニベウ地区の2か所にディーゼル発電所を持っており、南タラワの主な電力供給源となっている。ビケニベウ発電所はタラワ環礁電力供給施設整備計画(無償2001年)で建設。太平洋フォーラム経済委員会基金(PEC)を通じた日本の支援で同所には系統連系型太陽光発電施設も建設された。ハイブリッド発電システム導入プロジェクト(技プロ)による技術協力が行われている(2023年6月まで)。

【要請概要】

1)要請理由・背景

PUBの電力分野関係では、アジア開発銀行とニュージーランドの支援による大型蓄電設備を伴う大規模太陽光発電施設の建設プロジェクトが進行中。これまでのディーゼル発電から再生可能エネルギーによる電力供給に重心を移そうとしている。また、電力ロスの改善を目指して、送電線システムの大容量化(11KVから33KV)、送配電網の効率化を計画している。発電所からエンドユーザーまでの間の工事が十分な安全配慮の下に行われ、完了後も安全に運用することが、新しいエネルギー法に規定された。担当職員とともに、計画、施工、運用においてリスクを未然に防ぐ安全対策を講じ、安心できる設備を建設維持管理できる体制整備のため、隊員の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

安全・コンプライアンス課の同僚と共に以下の活動を行う。
①PUBの方針、工事手順、労働衛生コンプアライアンスを遵守し、計画立案、施工・運用時の職員の安全対策と安全確認を行いながら、必要な指導や啓発等を行う。②個人またはチームでの作業の際、安全でない行動を予測し、未然に防ぐための適切な安全対策を立案、指導し、職員・市民や施設の安全を確保する。③考えられるリスクを洗い出し、計画・施工・運用の各段階において、リスクを評価・監理し、適切な緩和策をとることができるようにする。④安全管理の観点から、送配電線の地下埋設から架線化、変圧器や遮断機の交換などの送配電線網改善計画について経営陣に助言を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

検電器、マルチメーター、クランプメーター、絶縁抵抗器、コンピュータ等

4)配属先同僚及び活動対象者

<配属先同僚>
大卒(電気)、39歳、送配電線エンジニア経験2年、電気工事士経験7年。現在、新規に「安全コンプライアンス課」の課長レベルを募集中。
<指導対象者>
発電所運転員以外の電力部門の職員及び職業訓練校からのインターンを含む作業員。

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(専門学校卒) 備考:学歴よりも現場経験が必要

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚への指導が必要

[参考情報]:

 ・電気工事施工管理技士2級以上の資格有効

 ・第3種電気工事技術者、1級電気工事士対応可

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

生活使用言語は現地語(キリバス語)を使用することになり、赴任後の現地語学訓練にて学習する。