2024年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL11224B01)
募集終了

国名
マーシャル
職種コード 職種
D233 建設機械
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3
船舶のエンジン修理に取り組む同僚の方々 エクスカベーター 高圧洗浄車 高圧洗浄車 高圧洗浄車

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

公共公益事業インフラ省

2)配属機関名(日本語)

公共公益事業インフラ省 機械修繕維持部門

3)任地( マジュロ環礁デラップ地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は同国における道路、港湾、建築など多種多様な社会基盤整備を担っている。離島を含む政府関連施設のインフラの維持管理、同省傘下の廃棄物管理公社等の維持管理、離島の空港建設のための造成工事や防潮堤建設、学校建設なども実施している。職員数は約150名であり、職員は重機整備、軽車両整備、道路維持などの担当に分かれている。2023年8月に建設機械職種での初代隊員を派遣し、修理備品等が山積されていた倉庫の整理や備品リスト作成による備品の適切な払い出しを実施している。また、故障頻度が高い草刈り機や発電機、ごみ収集車等の修理を通じ、同僚に対し適切な修理手順等について助言・指導している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同国の社会基盤整備のため、配属先に対し日本をはじめとする各国やドナー機関から様々な建設機械や補修部品が導入されている。しかし配属先には補習を必要とする重機を適切な手順で修理できる人材がおらず、オイル交換を含む整備計画策定にも着手できていない。また、同国には建設機械の構造や取扱い、維持管理の重要性について、専門的に学べる学習機関が存在せず、修理方法に関する知識や技術については同僚のやり方を見様見真似で習得せざるを得ない。更に潮風による塩害は機器類の劣化を早め、寿命を更に縮める結果になっている。これらを踏まえ、機械の維持管理および修理を通じ、同僚の知識および技術力向上、重機等の適切な維持管理に向けた体制整備や取組みが期待されている。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

1. 重機等の修理・メンテナンス対応を通じて、同僚に対して適切な修理手順や備品の払い出しについて助言を行う。
2. エンジンをはじめとした機械構造や保守点検に関するトレーニングを実施する。
3. 整備計画や備品調達計画の策定および実施を支援する。
4. 草刈り機や発電機など、現地で使用されている機械や購入可能な機械を調査し、費用対効果が高い機械を選定し配属先に提言する。
※配属先にて、2024-2029年にかけてJICA技術協力「SIDS型道路・橋梁・重機アセットマネジメント体制構築」の実施が確定しており、JICA専門家や各関係者と連携した活動が期待される。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

エクスカベーター3台(SDLG、コベルコ建機)、高圧洗浄車1台(車体は日野自動車、作業機は兼松)、グレーダー2台(SDLG)、ホイールローダ4台(SDLG、HUNDAI)、発電機(全て中国製)など

4)配属先同僚及び活動対象者

次官1名(60代、男性)、次官補2名(50代、男性)
重機整備スーパーバイザー(60代、男性、経験20年以上)
重機整備リーダー(60代、男性、経験30年以上)
軽車両整備リーダー(50代、男性、経験30年以上)
機械修繕部門:計22名、重機部門:計15名、小型機械部門:計7人

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく助言のため

[参考情報]:

 ・建設機械整備技能士2級以上(必ず)

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

訓練言語と異なる現地語(マーシャル語)については、現地語学訓練期間に語学研修を行うが継続した自主学習が必要である。配属先の修理備品が十分でないことから、手工具など基礎的な修理具の持参を推奨する。