2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL11225B03)

国名
マーシャル
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
8代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育スポーツ訓練省

2)配属機関名(日本語)

ローラ小学校

3)任地( マジュロ環礁ローラ地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はマジュロ環礁にある9つの公立小学校の1つである。幼稚園から5年生(5-11歳)までの園児および児童約300名が在籍している。各学年のクラス数は2-3クラス、1クラス約30名、教員数は約25名である。校舎は本校舎と本校舎から徒歩約20分の校舎(4-5年生)の2校舎に分かれている。教科により授業時間が異なり1限あたり60-90分である。同国では3,6,8年生の修了時に学力試験がある。配属先は過去に7名の隊員の受入実績があり、直近の隊員はティームティーチングによる低学年への算数指導やグループ活動の導入、教員向けワークショップの実施などに取り組んだ。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国の子供たちの学力低迷は深刻な問題であり、初等教育での算数の理解不足がその後の数学不振に大きく影響している。現地教員の基礎学力や指導力の低さ、各学年における年間の教授内容の多さ等が起因している。配属先では1年生の段階で四則計算が十分に定着していない。毎時間60分の算数授業では、教員が解法を説明し児童がワークシートに取り組む形式が主流であり、児童が自ら考え主体的に学習に取り組む機会が乏しい。多くの教員は主にクラス内で過ごす日々が主であるため、自らの授業を振り返る機会や自らの長短所を把握できる機会も乏しい。低学年へのアプローチを中心にした教員および児童の算数学力の底上げが期待され要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

同僚教員とともに、主に以下活動に取り組む。
1. 1-3年生担当教員とのティームティーチングを通じ、児童の算数基礎学力向上と教員の指導力向上に取り組む。
2. 教員向けワークショップの開催等を通じ、教員同士の交流および学び合いの環境整備に取り組む。
3. 教育スポーツ訓練省が実施するEducaion Week(学習週間)や学力試験などへの助言等を行う。
4. その他、配属先が求める活動(理科授業や放課後のバスケットボールやバレーボール活動など)に可能な範囲で取り組む。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教員用PC、児童用PC、プリンター(インク切れが多い)など。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:校長(50代女性、経験20年以上)、
学年教員:1年生(20-30代女性2名、経験1-10年前後)、2年生(20-30代男女各1名、経験3-10年以上)、3年生(20-30代女性2名、経験5年以上)、幼稚園含む他学年(20-40代男女、経験1-10年以上)
活動対象者:園児児童約300名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス

[経験]:(教員経験)3年以上 備考:同僚への助言のため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

訓練言語と異なる現地語(マーシャル語)について現地語学訓練期間に語学研修を行うが、低学年児童のやりとりは主にマーシャル語になるため継続した自主学習が必要である。地域が狭いため、配属先での活動に加え学校行事や地域イベント等を通じ現地に溶け込もうとする意識や行動が重要である。