2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL11225B06)

国名
マーシャル
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
7代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3
配属先外観 授業風景、3学年 授業風景、8学年 授業風景、8学年 授業風景、8学年

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育スポーツ訓練省

2)配属機関名(日本語)

ウォジャ小学校

3)任地( マジュロ環礁ウォジャ地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はマジュロ環礁にある9つの公立小学校の1つである。幼稚園から8年生(5-14歳)までの約200名の児童生徒が在籍している。各学年1クラス、1クラス児童生徒数約20名であり教員数は13名である。3, 6, 8年生の修了時に学力試験がある。学級担任は体育を除く全教科を教えている。各教員は毎週金曜日に翌週分の指導案を校長に提出し、校長が内容を確認している。過去6名の隊員派遣実績(直近2013年度、小学校教育)があり、過去隊員は他隊員と共にマーシャル語による算数教材本を作成、教員や児童への数量の概念の定着に寄与した。2024年度派遣の小学校教育隊員が巡回し8年生等の数学授業を実施した。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国の子供の学力低迷は深刻な問題であり、初等教育での算数の理解不足がその後の中・高等教育における数学不振に大きく影響している。現地教員の基礎学力や指導力の低さ、各学年における年間の教授内容の多さ等が起因している。校長は、年度内カリキュラムの計画的実施や、学習理解度が十分でない児童生徒への支援体制および具体的な支援方法などに困難を感じている。児童の算数学力向上のために、隊員には主に同僚教員とともに算数授業を実施することや、算数授業に関する効果的な指導法を紹介する活動が期待されている。各学年毎日算数の授業があり、1コマ60分である。教育スポーツ訓練省が実施するワークショップへの協力や他隊員との連携も期待されている。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

主に低学年(1-3年生)の教員と共に以下活動に取り組むが、対象学年は着任後に校長と相談して決める。
1.低学年担当教員とのティームティーチングを通じ、児童の算数基礎学力向上と教員の指導力向上に取り組む。
2.教員向けワークショップの開催や教材開発・紹介等を通じ、教員同士の交流および学び合いの環境整備に取り組む。
3.教育スポーツ訓練省が実施するEducaion Week(学習週間)や学力試験などへの助言等を行う。
4.ガーデニングや料理大会などの学校行事に積極的に参加し、教員や児童生徒の学校生活を充実させる。
※教員不足から単独で授業を実施する可能性がある。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、プリンター、教科書(Math in Focus, Singapore Math、但し児童全員分はない)、プロジェクター、模造紙、おはじきのような簡易な教材など

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
校長(50代、男性、経験20年以上)
低学年担当教員(20-30代男女5名以上)
活動対象者
主に低学年児童、他学年児童生徒・教員

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(男性) 備考:安全上の理由

[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス

[経験]:(教員経験)3年以上 備考:現地教員への助言のため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

訓練言語と異なる現地語(マーシャル語)について現地語学訓練期間に語学研修を行うが、低学年児童のやりとりは主にマーシャル語になるため継続した自主学習が必要である。地域が狭いため、配属先での活動に加え学校行事や地域イベント等を通じ現地に溶け込もうとする意識や行動が重要である。