要請番号(JL11523A01)
募集終了
7代目
・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
チューク州政府教育局
2)配属機関名(日本語)
ザビエル高校
3)任地( チューク州サブック ) JICA事務所の所在地( ポンペイ州コロニア )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
イエスズ会が運営するカトリック系私立高校(4年制)。1952年設立。「有能で自覚と思いやりのあるリーダーの育成」を教育方針として、次世代の指導者を育成している。全校生徒は現在134名(男子64名、女子70名)と小規模であるが、ミクロネシア地域全体で屈指の進学校であり、大統領をはじめとする多くの政治家や指導者を輩出している。スポーツやコミュニティでの活動など課外活動も積極的に行っている。生徒は、フィリピン、フィジー、マーシャル等及びミクロネシア全州出身の学生が学内の寮(女子学生はホームステイ)で生活している。教師は、国際的イエスズ会組織から派遣されるアメリカ人ボランティア教師を始め11人居る。 教師は生徒とは別棟の食事付の寮で生活している。 年間予算や約1億1千万円である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は、歴史的に日本との繋がりが深く、現在も学校運営資金に占める日本の諸団体の寄付の割合も大きい。更に、2014年から3年間は毎年1名、2017年から毎年2名が卒業後上智大学に進学した。以上の背景から、日本との関係維持・強化のためにも、日本語教育の継続を要望している。 2007年までは4代にわたり、日本語教育隊員が派遣され、その後は2代の青少年活動隊員が日本文化紹介などの役割を担った。2011年以降途絶えていた日本語授業が、2015年の日本語教育隊員の派遣により再開され、2019年まで2名の日本語教育隊員が指導した。任地には日本語の現地教師がおらず、日本語を習得する機会はJICA海外協力隊に頼っているのが現状である。当校でも、授業計画、運営はすべて隊員に任されている。2019年からは日本語を習得する機会はなく、生徒達もボランティアの派遣を待ち望んでいる。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.選択クラス:2年生(日本の高校1年生)と3年生(日本の高校2年生)に1コマ50分授業を週5回ずつ担当する。 (登録生徒数が多い場合は、クラスが追加される。最終的な授業コマ数は、赴任後生徒数により決定される。)
2.日本の伝統文化や新しい文化などについてもクラスの中で取り上げる。
3.日本語の現地教師がいないため、ボランティアの任期終了後は自習ができるよう教材を作成し、学習が継続できるよう手助けをする。
4.自身の特意分野(スポーツ、美術、音楽など)を自主活動時間(毎日15:30-17:00)に指導する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、いす、PC、プリンター、日本語指導に必要な教材・指導書など
4)配属先同僚及び活動対象者
理事長、校長、教員14名、その他職員70名
年齢18~50歳(日本語教師は他には在籍していない)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(日本語教育に関する資格)
[性別]:(男性) 備考:女性を対象とした住居等確保が困難
[学歴]:(大卒) 備考:同僚と学歴を合わせるため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:生徒を指導するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
学校の敷地内にある教員専用住宅での生活。上智大学に進学枠を持つものの、大多数の生徒にとっては、日本語授業は実用目的ではない。中等教育段階ならではの、日本文化も含めた授業の構築が期待される。宗教への強制はないが、校内のキリスト教(イエスズ会)をベースとして学校行事の参加は求められる。