要請番号(JL11523A11)
募集終了
・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
チューク州政府保健局
2)配属機関名(日本語)
チューク・コミュニティ-ヘルスセンター
3)任地( チューク州ウエノ ) JICA事務所の所在地( ポンペイ州コロニア )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
以前はチューク州全島で、医療機関はチューク州本島の中心部にあるチューク州立病院のみであったが、2017年に本島のウエノ島に北部、中央部、南部の3拠点のCHC (Community Health Center)が設立された。それによって、離島の住民を含め、居住地の近くで受診が可能となった。現在は、重病の場合を除き、まずはCHCに受診するようになり、コミュニティーに密接した一次医療機関の役割を担っている。医師は4名、看護師10名、職員30名が勤務している。月曜日から金曜日まで、朝8時から18時までが診療時間である。2023年度の予算は、3拠点のCHCを合わせて約650,000米ドル(約8,700万)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
チューク州では、2名の薬剤師が州立病院に勤務しているのみである。CHCで受診した患者は、処方箋にてCHCで薬を受け取る。必要と思われる薬は、州立病院から提供を受け管理している。予め、州立病院には、どれくらいの薬が必要になるかを報告し、州立病院が一括して購入している。CHCに薬剤師がいなく薬の知識のない看護師が薬の保管管理をしているため、必要な薬が手元になく患者に薬を渡せないケースが多発し課題となっている。薬の在庫・保管管理を適切に行い、必要な薬を患者が服用し、治療の効果を上げることを目指してJICAボランティアの支援が要請された。ボランティアは中央部CHCを活動の拠点とし、他北部及び南部のCHCの看護師への指導も行うことを期待されており、一次診療機関である全CHCの質の向上を目的としている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚らと共に、以下の活動を行う
1.中央部CHCにて、薬の適切な在庫管理方法を提言し、実践する。
2.中央部CHCの.同僚看護師へ正しい薬学知識(医薬品の有効性と安全性、小児患者への適切投与量など)の指導をする。
3.北部、南部CHCの看護師に薬学知識の教育と、薬の適切な在庫管理方法を指導する。
4.近隣住民へ、薬についての啓蒙活動をする。(服用方法を遵守する必要性、薬の多用の危険性など)
5.患者に医薬品と服用方法の説明を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子、PC、プリンター等の執務用事務用品
4)配属先同僚及び活動対象者
中央部CHC:看護師6名(男性1名、女性5名)、医師2名
北部CHC:看護師2名(女性)、医師1名
南部CHC:看護師2名(女性)、医師1名
各CHCを受診する患者
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(薬剤師)
[性別]:(男性) 備考:女性を対象とした住居等確保が困難
[学歴]:(大卒)薬学 備考:薬剤師の免許が必要なため
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先では英語での活動が可能だが、任地で現地語(チューク語)の研修も実施予定である。