2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL12423B27)
募集終了

国名
パプアニューギニア
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

ミルンベイ州政府

2)配属機関名(日本語)

ミルンベイ州 教育局

3)任地( ミルンベイ州アロタウ郡アロタウ市 ) JICA事務所の所在地( ポートモレスビー )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

アロタウ市は首都から南東(370Km)に位置し、ミルン湾に面した州都。人口は1.2万人。配属先は州内にある約3000の保育園、小学校、高校、職業訓練校を管轄し、教育政策の策定、学校管理と監督、予算配分と管理、教員の配置や研修、教育データの収集と分析を行っている。年間予算は約3億円。職員数は22名、2015年から2017年までの間に1名のJICA海外協力隊(青少年活動)の受入実績がある。なお、教育局が入る州庁舎(別館)には、観光局、工事監督局、農業畜産局が入っており、それぞれの局からJICA海外協力隊の派遣要請を受けている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

教育現場における課題として、予算不足、教室や施設の不足、教師不足、そして教師の指導力不足が挙げられる。授業では、教師が一方的に説明し、生徒は黒板をノートに写すことが主な学習方法となっており、生徒自身が考えたり質問したりする機会が少ないという問題が一般的である。特に小学校での算数授業では、数を指や棒を使ってカウントすることが一般的であり、数の概念を習得出来ていないため、新しい単元を理解することが難しくなり、算数の単位を落として留年する生徒も多い。政府も児童の算数能力の低さを問題視しており、配属先は教員研修の実施などの教員支援に取り組んでいるが、授業モニタリングや改善方法の手法(授業研究など)について支援が求められれ、要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

日本の指導主事に相当するInspectorとともに、以下の活動が期待されている。なお、市内にある3つの小学校が主な対象校となる。
1. 学校巡回、授業のモニタリングを通じた教員へのアドバイス提供
2. 算数教師の指導力向上を目指した、ワークショップ等の開催および指導支援
3. 教材開発と活用方法の支援
4. 授業研究の方法等に関する支援

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

基本的な事務機器一式(コピー機等)、JICA技術協力プロジェクトの支援で作成した算数・理科の国定教科書および教員用指導書

4)配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
州教育局長40代男性、
同僚職員 21名(男性11名、女性10名、20~50代)
【活動対象者】
アロタウ市内の保育園、小学校、高校、職業訓練の教員や校長。

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(教諭免許(校種・教科不問))

[性別]:(男性) 備考:安全管理上の理由

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(教員経験)5年以上 備考:教員への指導を行うため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

任地は不定期な停電・断水があり。住居は長期滞在者用住居を予定、同任地に他隊員が派遣された場合はシェアハウスとなる可能性あり。現地研修でピジン語を学ぶ。
PNGにおけるJICAの協力の一部をさかなクンが紹介