要請番号(JL13025B05)


3代目
・2026/1 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業・食糧・林業省
2)配属機関名(日本語)
農業・食糧・林業省女性開発・農業普及部
3)任地( ヌクアロファ ) JICA事務所の所在地( ヌクアロファ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
農業・食料・林業省は、持続可能な食の提供と安全の確保を目的として、「総務・企画」「女性開発・農業普及」「畜産」「検疫・管理」「森林」「食糧」「調査」などの部門で構成されている。配属部の年間予算は約5,000万円であり、野菜を取り入れたバランスのよい健康的な食事への転換を図るべく、地域の女性を対象に家庭菜園の普及や栄養・調理指導を行っている。これまで、NCDs(非感染性疾患)対策に関する第二次国家戦略において、オーストラリアおよびWHOから資金援助が行われてきた。また、配属先には栄養士職種の隊員派遣実績がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
成人の約7割が肥満とされ、国民の多くが生活習慣病の予備軍といわれているトンガにおいて、生活習慣の改善は喫緊の課題である。受入省庁では、NCDs対策の一環として住民の食生活の改善に取り組んでいるものの、依然として炭水化物、脂質、加工食品の過剰摂取が続いているのが現状である。また、配属先である女性開発部には料理実習室が整備されているが、十分に活用されていない。このような状況の中、健康的な食生活への改善を促すため、トンガで手に入りやすい野菜を使ったバランスの取れた献立やレシピの開発・普及を目的として、隊員が要請された。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
家庭や地域行事の調理を担う女性を対象に、配属先の同僚と以下の活動を行う。
・栄養指導や調理指導を含むワークショップや料理教室の開催
・国内で入手できる食材を利用した、現地の実態に合った健康的な献立の開発
・料理教室やコンテストの開催などによる調理実習室の活性化
・上記の活動を遂行するための必要な情報や調理技術の共有(収穫量の多い野菜や果物の保存や活用方法の提案も期待されている)
国内でNCDs対策に取組む他の隊員との協働や連携も期待されている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、女性開発部の調理室、調理道具(ガスボンベ、ガスレンジ、包丁、フライパン、鍋など)。巡回指導時の調理器具については女性グループが用意するか配属先から持参。
4)配属先同僚及び活動対象者
部長 50代男性
課長 テクニカルオフィサー 20代女性 大卒
女性開発普及員 4名 30~40代女性
指導対象者 トンガタプ島の地域の女性20~60代女性
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(栄養士)
[性別]:(女性) 備考:指導対象者が女性のため
[学歴]:(大卒) 備考:専門的知識が期待されるため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に即した指導が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(15~33℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
派遣前訓練では英語を学習するが、活動内容や活動対象者によっては現地語も使用する。現地語はトンガ派遣後の現地語学訓練で約4週間学習する。