2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL13025B08)

国名
トンガ
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
5代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育訓練省

2)配属機関名(日本語)

教育訓練省ババウ支局初等教育課

3)任地( ババウ島ネイアフ ) JICA事務所の所在地( ヌクアロファ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

ババウ諸島の人口は約1.5万人。ネイアフは当国第2の都市であり、配属先は教育訓練省の地方機関で、傘下には公立小学校31校がある。同課は離島間格差を解消し平等な教育機会を提供する役割も担い、初等教育に係る運営全般監督・調整業務を行っている。ババウ島小学校教員は約120名。配属先には現在までに計7名の珠算あるいは小学校教育のJIICA海外協力隊が派遣され、現在も1名(2026年5月派遣終了予定)が珠算指導を軸として算数能力向上、進度の遅れがちな生徒の支援を行っている。なお、珠算教育の支援として、1989年から現在まで、トンガ全体では約35名の珠算及び小学校教諭のJICA海外協力隊が派遣された。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国では2009年より算数のカリキュラムに珠算が導入され、小学3-6年生の毎算数授業に15分間、珠算教育を行うことが必須となっている。配属先には歴代JICA海外協力隊が派遣され、教員の珠算指導の支援や児童に対する直接指導等が行われてきたが、コロナ禍で珠算教育が実施できない時期があり、教員の珠算指導力が低下した。また、現在は算数の授業は理解度の高い児童中心の授業構成であり、進度の遅れがちな児童が授業についていけない状況があるため改善が求められている。このような背景から、児童の算数能力向上を目的として、教員に対して珠算の基礎や適切な指導法を伝授するJICA海外協力隊の要請が出された。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

1.島内の小学校を巡回し、レベルテストを実施し、児童や教員に対して珠算・算数を指導する。
2.進度の遅れがちな児童をサポートしながら、改善案を検討・実践する。
3..珠算大会(全国、地方)、検定試験や研修会の企画運営に協力する(珠算全国大会は2026年11月頃に実施予定)。
4.児童に対して、大会に向けた珠算指導や珠算の課外授業を行う。
5.隊員で企画・運営する算数・珠算分科会メンバーと協力し、算数教育改善のためのワークショップや教材開発を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

算盤、指導用算盤、コピー機、FAX機、プロジェクター

4)配属先同僚及び活動対象者

初等教育課長(男性50代)
そろばん担当の職員1名(40代女性)、
公立小学校の教員約120名(3年生‐6年生で珠算授業を実施)。
(指導対象となる教員の珠算レベル8級-3級程度)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく指導が必要なため

[参考情報]:

 ・珠算の指導経験があると尚よし

 ・珠算3級以上必ず

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20 ~33 ℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

派遣前訓練では英語を学習するが、児童に対する活動は現地語を使用することが多いため、現地語はトンガ派遣後の現地語学訓練で学習する。