【配属機関概要】

3）任地（ シェファ州エファテ島ポートビラ市 ） JICA事務所の所在地（ ポートビラ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

シェファ州教育事務所は、シェファ州内の小学校96校、中学校27校を管轄し、教育政策立案や学校運営、教員への助言等、教育全般に関わる事業を行っている。州内は12地区に分けられ、それぞれの地区の学校を担当する指導主事(School Improvement Officer:SIO)が中心となって巡回指導やワークショップを開催している。同事務所には、2008年より小学校教育隊員が派遣され、当初は音楽を中心とした活動を行ってきたが、近年は算数指導に重点をおいた活動が展開され、2020年3月まで小学校教育隊員が派遣されていた。今後は、体育と青少年活動の隊員派遣を希望している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

シェファ州教育事務所では、州内の小中学校約120校に対して、2020年の新型コロナウィルス感染症の世界的パンデミック以降、手洗い等の衛生教育を行っているが、児童に限らず教員にもなかなか浸透していないのが現状である。バヌアツは、2020年度から厳格な渡航制限措置を取ってきたが、手洗いなどの衛生教育は、新型コロナウィルス感染症に限らず、あらゆる感染症の予防にもつながる為、学校での指導を強化し、手洗いやうがいを子どもの頃から習慣となるように学校での衛生教育を徹底したいと考えている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

州教育事務所の指導主事や担当者と話し合い、管轄内の各学校を巡回し以下の活動を行う。
1. 教員や児童に対し、現地語(ビスラマ語)に訳された「手洗い漫画」(特記事項参照)を活用し、手洗いの大切さを伝える。
2. 教員や児童の衛生に関する意識を変え、手洗い等の衛生的な行動を定着させる。
3. 必要に応じて、手洗いのほかに、健康増進に繋がる簡単な健康教育活動も企画し実施する。
4. 教育省や保健省に派遣される学校保健隊員たちと協力し、バヌアツにおける必要な取り組みを提案する。
5. 各学校の状況を見ながら、学校側と調整し、折り紙などの日本文化紹介を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン、インターネット設備、コピー機など。

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
シェファ州教育事務所長 40代後半、男性
指導主事、40代、男性
活動対象者:
州内小中学校教師および生徒

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・青少年を対象とした活動経験

【地域概況】

【特記事項】

ビスラマ語手洗い動画(JICA作成) https://www.jica.go.jp/activities/issues/water/handwashing/ku57pq00002n8u42-att/Bislama.pdf