2022年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL13622B16)
募集終了

国名
バヌアツ
職種コード 職種
I102 障害児・者支援
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/2 ・2023/3 ・2023/4 ・2024/1
教育事業局入口 教育事業局外観 執務室 執務室 執務室

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育訓練省

2)配属機関名(日本語)

教育事業局カリキュラム開発課

3)任地( シェファ州エファテ島ポートビラ市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

教育省教育事業局は、バヌアツの教育政策、施策の実施を担う部署であり、教育省下の州教育事務所、各種教育機関の監督、各国開発パートナーとの調整を行い計画を建てている。教育省管轄の学校現場にはこれまで多くのJICA海外協力隊が派遣されており、ほかの課では学校保健隊員も活動していた。また、日本の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」による教室の増築も全国で毎年数校ずつ実施されている。障害児・者支援分野では、「インクルーシブ教育政策と戦略計画2010~2020」が策定され、2020年3月まで2代目シニア海外協力隊が活動していた。※2021年以降の政策については、2022年6月時点でまだ策定中。

【要請概要】

1)要請理由・背景

バヌアツは「万人のための教育」の推進のため、インクルーシブ教育政策がとられており、教育事業局はモデル校を指定し、現状把握・実践サポートを担当している。しかし、十分な知識を持った教員が不足しており、公立学校で特別支援教室があるのはごく僅かであり、障害児用の特別な設備はなく、重い障害がある子どもたちは公立学校に通えていない。教育省は、特別支援を担当できる教員を養成するための研修を行い、少しずつ人材育成を行っているが、実践経験が不足しており、受け入れた子どもたちに適切な対応ができていない。担当教員の知識の強化、またインクルーシブ教育の取り組みをより強化する為、今回の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

隊員は、1ヶ月間日本で研修を行った経験のある同僚とともに、特別支援教育の体制づくりや、理解の深化を目指し以下の活動を行う。またNGOに派遣される同職種隊員とも情報交換を行い協働した活動を行う。
1. 特別支援教育を導入している近隣の約10校を巡回し、障害児のいるクラスの教員やスタッフをサポートし助言を行う。
2. 特別支援担当教員に対し、障害に関する知識向上のためのワークショップを実施する。
3. 教員同士の情報交換の場を提供し、関係者の活性化を図る。
4. 障害児の現状を把握し、配属先関係者とともに課題を整理し提案を行う。
5. 配属先が主体で行うインクルーシブ教育のワークショップの支援を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

オフィススペース、机、共用パソコン、プリンター

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
インクルーシブ教育コーディネーター、40代、女性(JICA本邦研修員)
活動対象者:活動先の小学校:校長、特別支援教育担当教員、クラス担任教員
対象児童:小学校1~6年生の軽度の障害(知的障害、LD、ディスレクシア等)を持つ生徒約60名(10校を巡回)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(特別支援学校教諭)

[性別]:(男性) 備考:配属先の要望

[学歴]:(大卒) 備考:教育局配属のため

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:教員への助言が求められる為

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

特別支援教育コーディネーターの経験があると望ましい。
巡回先では、現地で話されているビスラマ語での活動となる。