要請番号(JL13623A08)
募集終了



4代目
・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業家畜林業漁業バイオセキュリティ省
2)配属機関名(日本語)
水産局サンマ州事務所
3)任地( サンマ州エスピリトゥサント島ルーガンビル市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
水産局は漁業管理、漁具等購買、営漁指導を行なうと共に、国内の水揚データを収集・分析することで、バヌアツ全域における漁業振興等を担っている。配属先のサンマ州事務所は、国内の北部3州(サンマ州、ペナマ州、トルバ州)を管轄し、JICA技術協力プロジェクト「豊かな前浜プロジェクトフェーズ3」(2017年4月から2023年4月)と連携し、コミュニティを主体とする沿岸資源管理(CB-CRM)の普及と共に、代替経済活動としてのティラピアの養殖も実施している。年間予算は約1億7千万円。これまでに3代の協力隊員(コミュニティ開発)が派遣され、水産加工品の開発やデータ収集等の支援活動を行い、一定の評価を得ている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は、バヌアツ北部3州の水産業振興のため当該地域における漁民の組織化、CB-CRMの普及、水産加工品の開発、漁業データ収集等の業務を行っている。初代隊員は、魚の干物や燻製、練り物などの水産加工品の開発やデータ収集支援を行った。2代目隊員は前任者の活動を引き継ぐと共に、水産加工品の製品化に注力し、漁村における6次産業化の定着を目指し、3代目は、漁民グループの組織強化及び6次産業化による漁民の生計向上に取り組んだ。3代に亘る活動により少しずつ形になりはじめた6次産業化及び所得向上の取組の社会実装に向けて、更に対象漁村の拡大と活動の横展開による波及効果が期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
現地の状況を把握した上で、配属先スタッフの一員として、同僚と協力しながら以下の活動を行う:
1. 配属先の業務計画策定に必要な漁獲量や販売実績等の情報収集及び分析の支援を行う。
2. 未利用魚等の水産資源の高付加価値化及び6次産業化の支援により、農漁村部の生計向上を支援する。
3. 水産加工品の販売促進のため、デザイン性の優れた商品ラベルや梱包等の開発を支援する。
4 .魚市場の活性化と共に、持続可能な経営のためにマーケティング手法等の支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、プリンター、インターネット
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
・配属先上長:1名(50代男性)
・同僚:1名(40代男性)(JICA研修参加経験有)
・事務所員:5名
【活動対象者】
・配属先同僚及び近隣農漁村住民(主に女性)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:マーケティングの知識が必要
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:水産関連分野の知識が必要
[参考情報]:
・経理・財務の実務経験
・市場調査やマーケティングリサーチの経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地で必要とされるビスラマ語については、現地訓練期間中に学習する。
JICA技術協力プロジェクト「豊かな前浜プロジェクト」専門家チームとの定期的な情報交換など、お互いの業務をサポートしながら活動を行うための協調性が求められる。