要請番号(JL13624A21)
募集終了
1代目
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育訓練省
2)配属機関名(日本語)
タタ小学校
3)任地( サンマ州エスピリトゥサント島タタ村 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はサント島の中心部ルーガンビル市から車で1時間のサント島南部に位置する1年生から12年生までが通う、全校生徒約900名の英語系公立小中学校である。年間予算は約500万円。小学校にあたる1~6年生約300名の児童に対し、校長を含め9名の教員が、午前中に語学と算数の授業、午後に体育、音楽などの科目の授業を行っている。学校敷地内には寄宿舎も併設され、遠方の生徒は寄宿舎で生活している。また配属先のエリアは電気が通っていないため、ソーラーパネルやジェネレータにより発電した電気を使用している。2017年12月まで米国平和隊のボランティアが活動していた。JICA海外協力隊の派遣は今回が初めてとなる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
バヌアツでは教員に対する研修の機会が少なく、算数の各単元を理解し、自信を持って指導できる教員は多くない。校内研修会の企画や、動画などのマテリアル作成を通して、教師が「指導法」などを学ぶ機会を増やすことで、教員全体の指導能力の向上・改善が期待され、その支援に隊員が要請された。過去、サンマ州の算数教師会の研修会の企画など隊員は州教育事務所や他の隊員と協働で、州内の教員の算数指導力の向上に貢献していたが、コロナ禍で隊員派遣が中断され、算数教師会の活動が現在も途絶えてしまっている状況にある。サンマ州教育事務所からも小学校隊員が要請されており、州全体の学校教員の算数指導力向上に協力することも期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.同僚教員とともに算数の授業を担当し、児童の学力向上を目指す。
2.児童が理解しやすい授業方法、指導方法などを紹介する。
3.教員の算数に関する知識を向上させる為、校内研修会などを企画する。
4. 「指導法」や「教具の使用方法」など、マテリアル(動画など)を提案・作成し、ノウハウが引き継がれるよう支援する。
5.他隊員と協力し、州教育事務所主催の算数教師会の運営や実施を支援する。
6.可能な範囲で、音楽や体育の授業についても協力する。
7.総合学習時間などを活用し、折り紙や書道などの日本文化の紹介や手洗いなどの衛生教育を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
オフィススペース、教科書、プリンター、コピー機、サッカーボール、リコーダー、ギター
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚
校長:40代男性
活動対象者
同僚教員、他学校教員(研修会実施時)
生徒1-6年生
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:(男性) 備考:安全対策上の理由
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:教員への助言が必要なため
[参考情報]:
・動画マテリアルの作成経験あると尚良い
・教師勉強会の経験あると尚良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
隊員の住居となる教員用住宅にはソーラーパネルによる電気供給あり。水道は雨水タンクを利用。
任地は離島であり、より徹底した自己管理が求められる。
現地で必要とされるビスラマ語については、現地訓練期間中に学習する。