2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL13625B03)

国名
バヌアツ
職種コード 職種
H106 保健師
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
4代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

サンマ州保健事務所母子保健課

3)任地( サンマ州サント島ルーガンビル市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、バヌアツ第二の都市ルーガンビル市の中心部でサンマ州を管轄する保健事務所である。サンマ州は人口約60,000人、州内の大小複数の島にある、より小規模な医療施設を管轄している。生活習慣病対策課、感染症対策課、予防接種計画課等に分かれている。これまで計5名の隊員が派遣され、母子保健や感染症対策、地域での公衆衛生活動などを行ってきた。2012年に保健医療分野の協力隊が中心となり、保健省やWHOなど他ドナーとともにバヌアツ版母子手帳(Pikinini Book)を発行し、2025年現在は第3版を活用している。配属先となる母子保健(MCH)課は、家族計画や学校保健、性教育なども担当してる。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属となるMCH課では、保健事務所併設のMCHクリニックでの妊産婦および新生児の定期健診、家族計画などを実施している。医療機関へのアクセスが限られた遠隔地へのアウトリーチ、教育機関と連携して学校での性教育も担っている。バヌアツの出生率は3.70人(世界銀行2022年)、15~19歳の女性の出産率が高い。配属先では、バヌアツ版母子手帳(Pikinini Book)を使用し、定期健診の大切さや予防接種の重要性などを啓発しているが、遠隔地では低体重の乳幼児が多いことが課題である。特に遠隔地での母子健康や性とリプロダクティブヘルスの権利についての啓発活動を重要視しており、効果的で効率的なアイデアの共有を期待し、本要請となった。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

配属先を起点に、遠隔地や学校で以下の活動を行う。
1. Pikinini Bookを活用し、定期健診や予防接種の重要性を啓発する。
2. 若年妊娠や、妊娠中育児中のDVなどの課題解決に向けた取り組みを同僚と協働して企画し、実施する。
3. 収集した健診データが健康情報管理システム(HIS)に登録されるよう看護師への研修等を実施する。
4. 保健医療分野の隊員と情報交換を行い、国レベルで必要な取り組みを提案する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン、プリンター、文具等。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
・主任看護師(40代)他、医療従事者
活動対象者:
・妊産婦および乳幼児
・地域住民

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(保健師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚や市民への指導が必要なため

[汎用経験]:

 ・地域社会を対象とする活動の経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

現地で必要とされるビスラマ語については、現地訓練期間中に学習する。