2021年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL16621A02)
募集終了

国名
パラオ
職種コード 職種
G159 数学教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2022/1 ・2022/2 ・2022/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

アイライ小学校

3)任地( アイライ州 ) JICA事務所の所在地( コロール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.3 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

パラオにある17の公立小学校(別に私立小学校2校)の一つ。児童数は1~8年生(6~14歳/7・8年生は日本の中1・2年生に相当)まで約120名。各学年1クラス(最大20名程度)。パラオでは中規模校にあたる。新年度は8月開始の4学期制。主要5科目(英語、算数・数学、理科、社会、パラオ語)のほか、体育や保健(健康)の授業がある。パラオの公立小学校では、学級担任が全主要科目を教える場合が多い。また、全校で給食が提供されるとともに、スクールバスが運行されている。協力隊による支援は2015年3月まで長期にわたり小学校教育隊員が主に低学年の算数指導を実施していた経緯あり。2018年には、同校の教員1名が日本でのJICA研修に参加した。

【要請概要】

1)要請理由・背景

パラオでは初等・中等教育における理数科学力が低く、特に幼少期に数字に触れる機会が少ないため、数の概念が身についていない児童が多い。また、パラオ国内には教員養成校が存在せず、教員免許制度も有していないため、教員間の指導力の差が非常に大きい。このような中、教育省は児童の基礎計算力の向上を課題とし、算数・数学科指導員の学校巡回指導による個別指導や研修会での授業研究等、小学校算数教育の改善に力を入れている。特に同校では指導経験の浅い教員が多く、教員の高学年(5~8年生/7・8年生は日本の中1・2年生に相当)の学習内容理解の不十分さに加え、これまでの隊員の支援も低学年中心だったことも相まって、高学年の算数・数学指導に困難を覚えており、その指導力向上に向けた支援が求められている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

高学年(5~8年生を想定)を担任する同僚教員と協力しながら、以下の活動を行う。
1.同僚教員に対し、高学年の授業計画及び学習者主体の授業について、指導・助言を行う。
2.同僚教員の行う算数・数学の授業をサポートし、児童への個別指導を行う(チーム・ティーチング)。
3.同僚教員とともに授業の振り返りを行い、授業改善に向けてアイデアを出し合う。
4.同僚教員とともに児童の算数・数学への興味を引き出しつつ、効果的な授業に向けた教材開発を行う。
5.高学年を対象に実際に算数・数学の授業を行う。
この他、算数・数学教育分野の隊員との間で課題や成功事例を共有し、教育省への提言等を行う可能性があります。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン、プロジェクター、コピー機

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚: 校長、同僚教員9名(うち5~8年生の学級担任4名(担任は全教科を教える)及び算数・数学担当教員1名が主な同僚となる予定)、体育教員、特別支援教員、コンピュータ教員

活動対象者: 同僚教員、児童

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(数学))
    (小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく助言が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

中学校又は高等学校教諭(数学)か小学校教諭の少なくともどちらか一方の免許の所有は必須となります。
隊員の住居は、配属先が手配する家庭でホームステイとなります。