要請番号(JL16622A01)
募集終了

8代目
・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ペリリュー小学校
3)任地( ペリリュー州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 船+車 で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
パラオにある17の公立小学校(別に私立小学校2校)の一つであり、中規模校に分類される。児童は、1~8年生(6~14歳/7・8年生は日本の中1・2年生に相当)まで約60名。各学年1クラス。新年度は7月開始の4学期制で、各学期は2か月強、各学期間の休暇期が3週間程度。主要5科目(英語、算数、理科、社会、パラオ語)のほか、体育や保健(健康)の授業がある。パラオの公立小学校は全校で給食が提供される。配属先は、2000年に初代隊員が派遣されて以降、断続的に隊員による支援を受けており、前任者は2020年3月まで1~4年生への算数指導を行っていた。なお、任地のペリリュー島(人口約500人)は太平洋戦争激戦地の一つであるが、島民は非常に親日的である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パラオでは初等・中等教育における理数科の学力が低く、特に幼少期に数字に触れる機会が少ないため、数の概念が身についていない児童が多い。また、パラオ国内には教員養成校が存在せず、教員免許制度も有していないため、教員間の指導力の差が非常に大きい。このようなの中、教育省は児童の基礎計算力の向上を課題とし、算数科指導員の学校巡回指導による個別指導や研修会での授業研究等、小学校算数教育の改善に力を入れている。同校では、これまで派遣された協力隊員の活動を高く評価。その結果、教員経験が浅く教授法の知識が不足している教員に対する助言、教材開発、児童の学力(計算力)向上が更に必要なことから継続した隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 同僚教員の行う算数の授業をサポートし、児童への個別・反復指導を行う。(チーム・ティーチング)
2. 同僚教員とともに授業の振り返りを行い、教員の授業力向上・授業改善に向けた助言を行う。
3. 同僚教員とともに児童の算数への興味・関心を引き出しつつ、学習者主体の授業に向けた教材研究を行う。
4. 当国JICA算数部会で作成した計算ドリルの活用・普及を行う。
5. 低学年を対象に、実際に算数の授業を担当する。
指導対象学年は低学年(1~4年生)を予定しています。その他、算数教育分野で活動する他隊員と協力して現場の課題や成功事例を共有し、教育省へ提言する活動等を行う可能性があります。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、タブレット、プロジェクター、コピー機、インターネット環境あり。なお、パラオでは2017年以降、シンガポール算数が導入されている。
4)配属先同僚及び活動対象者
同僚: 校長、一般教員(9名)、体育教員、特別支援教員、司書教員等
活動対象者:低学年担当一般教員、1年生~4年生の児童約30名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:教員への助言が求められているため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は、配属先が手配する家庭でホームステイとなります。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します。