要請番号(JL16622A11)
募集終了

・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ベラウ・モデグゲイ高校
3)任地( ガッパン州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はパラオにある4つの高校のうち、バベルダオブ島にある唯一の高校。全寮制の私立高校であり、普通科科目に加え職業訓練の授業も重視し、生徒は食事の準備や洗濯等も自ら実施する等、パラオの文化を尊重しながら自活する能力を身に着ける教育方針を取っていることが特徴。パラオでは、高校は4年制であり、生徒数は9~12年生(15歳-18歳、日本の中学3年~高校3年生に相当)まで各学年25名前後で総数100名程度、教職員数は13名の規模。年間予算は2200万円程度。2004年~2009年にかけて、理数科教育分野の隊員2名が派遣された経緯あり。なお、教員には米国人、フィリピン人等外国人も多い。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パラオでは初等・中等教育における理数科の学力が特に低く、その強化は国家としての大きな課題の一つとなっている。実践的な能力の習得を重視する教育方針を取る配属先では、理科の授業においても実験を積極的に取り入れ、生徒の科学への興味の増進と学力の強化を図りたい意向がある。配属先では、日本政府の草の根無償資金協力事業による支援で、理科実験室の設置と実験器具の整備の実施が決定し、今後、理科教育の実施体制の強化を図る体制が整った。一方、理科教員は、パラオ在住の米国人教員1名が全ての授業を担っており、今後の理科教育の充実に向けて人材の補強も必要となるため、隊員の要請が提出された。隊員には特に、授業への実験の導入により、生徒の理解を効果的に促進することが期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1. 同僚教員と共に理科の授業を実施する(対象学年は全学年)。
2. 授業に実験や研究を効果的に導入し、生徒の科学への興味の増進、理解力の促進を図る。
3. 科学フェア等のイベントの開催を企画・運営し、実施に向けた準備の過程を通して生徒の能力向上を支援する。
なお、全寮制の学校で隊員自身も校内に住むため、生徒に対しできる範囲で日本文化や日本語について教えることも期待されています。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、プロジェクター、プリンター、コピー機。
理科実験室の設置及び実験器具(顕微鏡、望遠鏡、PHメーター等)導入が予定されている。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 校長(女性、50代)、理科教員1名(女性、米国人)、その他教員4名、カウンセラー1名、その他スタッフ5名
主な活動対象者: 理科教員、生徒100名程度(15~18歳)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(理科))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:高校で教えるため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく助言が必要
[汎用経験]:
・薬品や器具の知識、実験の経験と知識
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先の敷地内にある住居に住む予定です。任地の法律で、飲酒、喫煙は禁じられています。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します。