2022年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL16622B01)
募集終了

国名
パラオ
職種コード 職種
C211 獣医・衛生
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/2 ・2023/3 ・2023/4 ・2024/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

農水産・環境省

2)配属機関名(日本語)

農業局畜産課

3)任地( エサール州 ) JICA事務所の所在地( コロール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は国内畜産業の統括機関。畜産農家への技術支援・普及サービスの提供、家畜飼料の生産・管理、家畜の品種改良、畜産物の認証、と畜場の運営管理、畜産農家のデータベース開発等を行っている。職員数 7名、予算規模年間 6千万円程度。パラオでは商業ベースの畜産がほとんど発展しておらず、国内の家畜飼養頭数は、わずか豚600頭、鶏3000羽程度。このため、現在国内に流通する畜産物は輸入に大きく依存している。配属先では、国内での畜産物の生産基盤を強化するため、これまで主に台湾による支援を得てきたが、2021年に日本政府とパラオ政府間で日パ農業協力に関する覚書が交わされ、畜産業の発展が、その重点課題に指定されるなど今後日本からの支援が強化される見込みである。

【要請概要】

1)要請理由・背景

パラオでは、伝統的に豚・鶏(採卵用及び肉用)が庭先で自給用に飼養されているが、2018年以降、台湾の支援による産業化が徐々に進行し、豚と畜場・配合飼料工場・豚及び鶏の繁殖施設の建設やパラオ政府職員への技術支援が進んだ結果、政府が生産手段の調達から販売まで一貫して経営支援を行う体制が整い、新規参入者の増加と規模拡大が徐々に進んでいる。これに加え日本政府による無償資金協力により、食鳥処理場、食肉加工場及び動物衛生検査場も設立されることとなり、配属先では畜産物の生産から販売まで一連の過程を支援できる技術力を備えた人材育成が急務となっている。特に配属先には現在獣医師がおらず、職員の能力向上のためには、長期にわたり、現場に根差した協働も含め、実践的な技術指導を提供してくれる獣医師人材による支援が求められている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.同僚とともに畜産農家に対し家畜の診療サービスを提供するとともに、繁殖・飼養管理技術の指導を行う(対象家畜は豚、採卵鶏、肉鶏)。
2.同僚に対し、家畜診療及び繁殖・飼養技術等に係る研修を提供し能力向上を支援する。
3.同僚に対し食肉衛生検査に係る技術指導及び研修を提供し、適切な食肉衛生検査が独自に実施できる体制整備を支援する(隊員自身が食肉衛生検査の責任者となるわけでは無く、責任者となる同僚等に対して指導・助言をする立場となります)。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

豚と畜場、食鳥処理場、動物衛生検査場。家畜の診療・治療に必要な基本的薬品や機材。ポータブル超音波診断機、ポータブルRT-PCR。PC、プリンター、コピー等事務機器。

4)配属先同僚及び活動対象者

・配属先同僚
畜産課長:50代 男性
畜産課職員:4名 30~40代 いずれも男性 短大卒相当 職務経験2~4年程度
・活動対象者:
同僚及び畜産農家

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(獣医師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚への指導が必用なため

[参考情報]:

 ・病理検査、微生物学検査の経験

 ・食肉衛生検査の経験があれば望ましい

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

配属先事務所はエサール州にありますが、住居は最大都市コロール州となる予定です。配属先には公用車もしくは同僚の車両にて通勤(40分程度)する予定です。住居はホームステイとなる可能性があります。現地語学訓練ではパラオ語を学習します(ただし活動は英語で実施します)。