要請番号(JL16623A01)
募集終了
| ・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
アンガウル小学校
3)任地( アンガウル州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 船+車 で 約 3.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
パラオにある17の公立小学校(別に私立小学校2校)の一つであり、小規模校に分類される。児童は、1~8年生(6~14歳/7・8年生は日本の中1・2年生に相当)まで20名弱。児童数が少ないため、3・4年制、5・6年生、7・8年制は複式学級で実施されている。新年度は7月開始の4学期制。主要5科目(英語、算数、理科、社会、パラオ語)のほか、体育の授業がある。パラオの公立小学校は全校で給食が提供される。これまで、2000年~2002年及び2011年~2013年の期間に延べ2名の海外協力隊により主に算数教育に係る支援を受けた実績がある。なお任地のアンガウル島(人口約120人)は太平洋戦争激戦地の一つであるが、島民は非常に親日的である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パラオには教員養成校が存在せず、教員免許制度も有していないため、教員間の指導力の差が非常に大きい。一方、児童は、特に幼少期に数字に触れる機会が少なく数の概念が身についていないため理数科の学力が低いこと、また運動習慣が確立されていないことが解決すべき課題となっている。このような中、教育省は、算数・数学科指導員の学校巡回指導による個別指導や研修会での授業研究等小学校算数教育の改善に力を入れ、体育専門指導員も学校巡回を実施し体育教員の能力向上を支援しているが、教員の真の能力向上のためには隊員による現場に根付いた長期的支援が必要との判断から要請に至った。同校は、離島にあるためパラオ国内でも特に優秀な教員の確保が難しい環境にある。隊員の主たる協力対象は低学年(1~4年)算数と全学年対象の体育となる。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.同僚教員に対し算数の授業計画及び学習者主体の授業について、指導・助言を行う(主に1~4学年予定)。
2.同僚教員の行う算数の授業をサポート(チームティーチング)し、授業の振り返りを行い、授業改善に協力する(主に1~4学年予定)。
3.同僚教員とともに児童の算数への興味を引き出し授業を効果的に行うための教材開発を行う(主に1~4学年予定)。
4.同僚教員と共に体育の授業を実施し、内容の改善に向けた助言、支援を行う。なお、同校では、日本統治時代に導入されて根付いたイベントとして運動会(UNDOUKAI)を実施しており、これをより活性化するための協力も期待されている。
この他、算数や体育教育分野で活動する他隊員と課題や成功事例を共有し、教育省へ提言等を行う可能性あり。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、タブレット、プロジェクター、コピー機、バスケットボール、野球用具等。なお、パラオでは2011年以降シンガポール式算数を導入している。歴代の隊員が開発した「マスヒーロードリル」(計算ドリル)を活用可能。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 校長(女性 50代)、一般教員4名(経験5~24年 高卒)、その他特別支援教員1名
主な活動対象者:低学年担任の一般教員、児童
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく助言が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は、離島の小さなコミュニティの中で、配属先が手配する家庭でのホームステイとなります。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します(ただし活動は英語で実施します)。





