2023年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL16623A08)
募集終了

国名
パラオ
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
4代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/1 ・2024/2 ・2024/3
マルキョク小学校校舎と子供たち 体育の授業に取り組む児童 算数の授業に取り組む児童 算数の授業に取り組む児童 算数の授業に取り組む児童

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

マルキョク小学校

3)任地( マルキョク州 ) JICA事務所の所在地( コロール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

パラオにある17の公立小学校(別に私立小学校2校)の一つ。児童数は1~8年生(6~14歳/7・8年生は日本の中1・2年生に相当)まで約100名、教職員数14名の規模。各学年1クラス。パラオでは中規模校にあたり、臨州のニワール州、エサール州を含めた3州の児童が通学している。新年度は7月開始の4学期制。主要5科目(英語、算数・数学、理科、社会、パラオ語)のほか、体育、音楽の授業を実施している。パラオの公立小学校では、学級担任が全主要科目を教える場合が多い。また、全校で給食が提供されるとともに、スクールバスが運行されている。協力隊による支援は、2000年~2004年に2名、2014年~2019年に2名の小学校教育隊員が派遣され、現在も2022年10月より、2022年度2次隊小学校教育隊員が活動中。

【要請概要】

1)要請理由・背景

パラオでは初等・中等教育における理数科の学力が低く、特に幼少期に数字に触れる機会が少ないため、数の概念が身についていない児童が多い。また、パラオ国内には教員養成校が存在せず、教員免許制度も有していないため、教員間の指導力の差が非常に大きい。このような中、教育省は算数・数学科指導員の学校巡回指導による個別指導や研修会での授業研究等、小学校算数教育の改善に力を入れているが、教員の真の能力向上のためには協力隊員による現場に根差した長期的支援を得ることが重要との考えのもと後任が要請された。特に低学年(1~4年)の算数の授業改善への支援が主な要請内容となる。また、配属先はパラオではめずらしい音楽の授業を実施する学校であることから、音楽の授業改善やコロナ禍に取り入れたプログラミング教育など隊員の得意分野を活かした副教科への協力も求められている。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

1.同僚教員に対し算数の授業計画及び学習者主体の授業について、指導・助言を行う(主に1~4学年予定)。
2.同僚教員の行う算数の授業をサポート(チーム・ティーチング)し、授業の振り返りを行い、授業改善に協力する(主に1~4学年予定)。
3.同僚教員とともに児童の算数への興味を引き出すために効果的な教材開発を行う(主に1~4学年予定)。
4.可能であれば、同僚教員と共に音楽の授業(現状は全校児童で週1コマのみ。楽器の利用無し。)、スポーツ、IT教育など隊員の得意分野を活かし副教科の充実を図る。
この他算数・数学教育分野で活動する他隊員と課題や成功事例を共有し、教育省への提言等を行う可能性があります。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン、プロジェクター、コピー機等。なおパラオでは2011年以降シンガポール式算数が導入されている。歴代の隊員が開発した「マスヒーロードリル」(計算ドリル)を活用可能。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚: 校長(女性、50代)、一般教員7名(経験1~20年以上、短大卒)、体育教員、特別支援教員など合計14名

主な活動対象者: 一般教員、児童

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく助言が必要なため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

住居は、村落の小さなコミュニティの中で、配属先が手配する家庭でのホームステイとなります。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します(ただし活動は英語で実施します)。